現在2位のブルージェイズに1ゲーム差をつけてア・リーグ東地区の首位を走っているヤンキース。

　5連敗で一時は首位から陥落も、現地時間8月14日（日本時間15日）からのブルージェイズとの直接対決3連戦に勝ち越して首位の座を奪還。3年ぶりの地区優勝へ向けて再び走り始めた。

　そんな中、敵地・トロントでのタフな直接対決の最中に、かつてのエースがグラウンド外での“いざこざ”に巻き込まれていたことが判明した。

　アメリカで芸能ニュースなどを主に扱う『TMZ』にアップされた動画に映っていたのは、ヤンキースの左腕C.C.サバシア。なにやらヒートアップしている様子でだれかに向かって指を差しているところを、仲間たちに抑えられてタクシーへと押し込まれる模様が公開された。

　記事によると、現地時間15日の早朝、遠征先であるトロントの路上でケンカと見られる騒ぎに巻き込まれたとのこと。サバシアがタクシーの車内へと押し込まれた後も、外に残った複数人のグループ同士でのつかみ合い、殴り合いのシーンまでカメラに収められている。

　現地時間17日の月曜日にジラルディ監督へ報告を行ったというサバシアは、「悪い判断をしてしまった。黙ってタクシーに乗り込むべきだった」と反省。「状況が悪化する前に（タクシーに）乗り込んだのは良かったけど、何が起こっているか知らなかったし、ケンカになっていることも知らなかった。一瞬カッとなってしまったみたいだ」とコメントした。

　なお、サバシアは17日の月曜日に先発予定であったが、1日送らせて18日火曜日の先発に予定変更。ただし、理由は今回の件とは無関係な“チーム事情”であるとのこと。　

　ちなみに、現在サバシアの頭を悩ませているのが子どもへの対応。「12歳の息子は携帯も持っているから、（公開された動画を）見るだろう。説明しないといけないね。それが一番タフな事だよ」と述べ、監督や同僚への報告よりも自身の子供にどう説明すれば良いのかに対して頭を抱えていた。