歴史的な混戦模様となっている今年のセントラル・リーグ。毎日のように入れ替わる順位に、ファンは一喜一憂していた。
後半戦の大きなポイントと言えば、8月の戦い。シーズンの疲れが現れ始めるところで、選手たちを襲う酷暑。身体も頭も疲弊する中、いかにして白星を拾っていくのかが、ペナントの行方を左右すると言っても過言ではない。
ところが、8月も終わりが近づいてきたこの時期になっても、抜け出してくるチームというのは見当たらない。ここでセ・リーグ6チームの8月の成績をご覧いただこう。
神 9勝7敗
巨 8勝8敗
ヤ 8勝8敗
広 8勝8敗
De 7勝9敗
中 8勝8敗
なんともきれいに揃った足並み。8月8日から14日にかけて6連勝を記録した阪神も、巨人との東京ドーム決戦で2連敗と足踏み状態。まだまだ混戦は続きそうだ。
打撃陣が好調なのは首位を走る阪神。月間のチーム打率.273はリーグトップを誇り、得点62も最多タイとなっている。
中でもマートンが絶好調。序盤は大不振に喘いだ虎の安打製造機も、ここに来てようやくお目覚め。月間打率.393をマークし、通算の打率も.293にまで上昇してきた。
しかし、対照的に投手陣は落ち込み気味。8月19日の試合では巨人に1イニング12点を取られるなど、負ける時は大敗が目立つ。月間のチーム防御率はリーグワーストの3.88となっており、好調な打撃陣とは裏腹に苦しんでいる。
そして、ひそかに調子を上げているチームというのが、リーグ最下位に沈む中日だ。
成績的には8勝8敗の五分も、月間のチーム打率.256はリーグ2位で、チーム防御率2.47はトップの数字と、投打に安定感を誇る。
ひとつの要因となっているのが、「日程の利」。7月28日から8月20日にかけて20試合連続ドーム球場で試合を行えたことや、8月4日から20日までの15試合のうち12試合が名古屋での試合という移動距離の少なさもあり、こういった恩恵を活かして調子を上げてきている。
8月9日から14日にかけて5連敗を喫したものの、ここに来て4連勝中。8月後半は勢いに乗りつつある中日の逆襲に注目だ。
1位 .424 立岡宗一郎(巨人)
2位 .393 マートン(阪神)
3位 .365 エルナンデス(中日)
4位 .349 丸佳浩(広島)
5位 .348 川端慎吾(ヤクルト)
[※48打席以上]
<本塁打>
1位 3本 丸佳浩(広島)
1位 3本 筒香嘉智(DeNA)
1位 3本 新井貴浩(広島)
<打点>
1位 12点 ゴメス(阪神)
1位 12点 村田修一(巨人)
3位 11点 丸佳浩(広島)
3位 11点 畠山和洋(ヤクルト)
5位 10点 平田良介(中日)
5位 10点 新井貴浩(広島)
<防御率>
1位 0.40 山中浩史(ヤクルト)
2位 0.75 マイコラス(巨人)
3位 0.82 若松駿太(中日)
4位 0.98 岩崎優(阪神)
5位 1.00 ジョンソン(広島)
[※16イニング以上]
<勝利数>
1位 3勝 マイコラス(巨人)
1位 3勝 若松駿太(中日)
<奪三振数>
1位 25個 ジョンソン(広島)
2位 21個 マイコラス(巨人)
2位 21個 メッセンジャー(阪神)
4位 20個 高木勇人(巨人)
5位 19個 小川泰弘(ヤクルト)
5位 19個 ネイラー(中日)
5位 19個 能見篤史(阪神)
後半戦の大きなポイントと言えば、8月の戦い。シーズンの疲れが現れ始めるところで、選手たちを襲う酷暑。身体も頭も疲弊する中、いかにして白星を拾っていくのかが、ペナントの行方を左右すると言っても過言ではない。
ところが、8月も終わりが近づいてきたこの時期になっても、抜け出してくるチームというのは見当たらない。ここでセ・リーグ6チームの8月の成績をご覧いただこう。
神 9勝7敗
ヤ 8勝8敗
広 8勝8敗
De 7勝9敗
中 8勝8敗
なんともきれいに揃った足並み。8月8日から14日にかけて6連勝を記録した阪神も、巨人との東京ドーム決戦で2連敗と足踏み状態。まだまだ混戦は続きそうだ。
打撃陣が好調なのは首位を走る阪神。月間のチーム打率.273はリーグトップを誇り、得点62も最多タイとなっている。
中でもマートンが絶好調。序盤は大不振に喘いだ虎の安打製造機も、ここに来てようやくお目覚め。月間打率.393をマークし、通算の打率も.293にまで上昇してきた。
しかし、対照的に投手陣は落ち込み気味。8月19日の試合では巨人に1イニング12点を取られるなど、負ける時は大敗が目立つ。月間のチーム防御率はリーグワーストの3.88となっており、好調な打撃陣とは裏腹に苦しんでいる。
そして、ひそかに調子を上げているチームというのが、リーグ最下位に沈む中日だ。
成績的には8勝8敗の五分も、月間のチーム打率.256はリーグ2位で、チーム防御率2.47はトップの数字と、投打に安定感を誇る。
ひとつの要因となっているのが、「日程の利」。7月28日から8月20日にかけて20試合連続ドーム球場で試合を行えたことや、8月4日から20日までの15試合のうち12試合が名古屋での試合という移動距離の少なさもあり、こういった恩恵を活かして調子を上げてきている。
8月9日から14日にかけて5連敗を喫したものの、ここに来て4連勝中。8月後半は勢いに乗りつつある中日の逆襲に注目だ。
セ・リーグ8月の月間ランキング
<打率>1位 .424 立岡宗一郎(巨人)
2位 .393 マートン(阪神)
3位 .365 エルナンデス(中日)
4位 .349 丸佳浩(広島)
5位 .348 川端慎吾(ヤクルト)
[※48打席以上]
<本塁打>
1位 3本 丸佳浩(広島)
1位 3本 筒香嘉智(DeNA)
1位 3本 新井貴浩(広島)
<打点>
1位 12点 ゴメス(阪神)
1位 12点 村田修一(巨人)
3位 11点 丸佳浩(広島)
3位 11点 畠山和洋(ヤクルト)
5位 10点 平田良介(中日)
5位 10点 新井貴浩(広島)
<防御率>
1位 0.40 山中浩史(ヤクルト)
2位 0.75 マイコラス(巨人)
3位 0.82 若松駿太(中日)
4位 0.98 岩崎優(阪神)
5位 1.00 ジョンソン(広島)
[※16イニング以上]
<勝利数>
1位 3勝 マイコラス(巨人)
1位 3勝 若松駿太(中日)
<奪三振数>
1位 25個 ジョンソン(広島)
2位 21個 マイコラス(巨人)
2位 21個 メッセンジャー(阪神)
4位 20個 高木勇人(巨人)
5位 19個 小川泰弘(ヤクルト)
5位 19個 ネイラー(中日)
5位 19個 能見篤史(阪神)