ニュース 2015.08.31. 05:30

エースの存在感を見せ始めた阪神・藤浪

無断転載禁止
3月に行われた欧州代表との試合で侍ジャパンに選出された阪神の藤浪晋太郎[Getty Images]
 高卒3年目の藤浪晋太郎が、阪神のエースと呼べるだけの存在感を見せ始めている。

 近年はメッセンジャーや能見篤史がエースと形容されることが多かった。今季の2人の成績を見てみるとメッセンジャーが8勝11敗、能見が9勝11敗と負けが先行している。エースは常に安定した成績を残し、首脳陣、チームメート、ファン、誰からも信頼感される投手のことを指すが、今年に限って言えば藤浪がそれに最も近い存在。

 藤浪は8月28日、ヤクルトとの首位攻防戦第1戦に先発した。ヤクルトは前カードの巨人戦3連勝で勢いに乗り、首位を走る阪神は敵地・広島で連敗して迎えたゲーム。この試合を落とすと、ヤクルトに流れが傾く恐れがある。負けが許されない中、マウンドに上がった藤浪は素晴らしかった。

 三塁ベースを踏ませない投球を見せ、9回を124球。3安打、8奪三振に抑え、今季3度目の完封勝利でリーグトップの11勝目をマーク。打撃絶好調の山田哲人を4打数2三振と完璧に封じこんだ。お立ち台では「リリーフを休めるためにも、最後まで投げられてよかった」とまさに“エース”と呼べるようなコメント。和田豊監督も「今日は(藤浪)晋太郎に尽きる」と称賛した。

 エースの働きを見せる藤浪だが、序盤戦は調子が良いとは言えなかった。4月25日の広島戦から5月8日の広島戦にかけて自身3連敗。先発としての最低限の役割を果たしていたが、春先絶好調だった同学年の大谷翔平(日本ハム)と比べると物足りなさがあった。

 5月までは3勝4敗と負け越していた藤浪だが、6月に入ってから8勝2敗と6つの貯金を作る。特に8月は3勝1敗、防御率1.74。20日の巨人戦で敗戦投手になっているが、今月は4試合全てでQS(6回3自責点以内)を記録。疲れが溜まる8月に結果を残したことは、チーム、藤浪自身にとっても非常に大きい。

 チームは首位で9月の戦いを迎える。10年ぶりのリーグ優勝に向けて、藤浪が投げる試合は絶対に勝ちたいところ。そして、誰もが認めるエースとしてCS、日本シリーズに駒を進めたい。

【PR】阪神タイガースを観戦するなら「DAZN Baseball」

球団史上初のリーグ連覇を狙う阪神。近本光司ら充実の野手陣と、期待の左腕、門別啓人や新加入のゲラなど投手陣にも戦力に厚みが加わり死角はない。

「DAZN Baseball」とは、月額2,300円(税込)でDAZNのプロ野球コンテンツをすべて楽しめるプランです(月々払いの年間プランのみ)。

プロ野球だけを楽しみたい方は、月額4,200円(税込)のDAZN Standard​よりも1,900円お得に視聴できます。

POINT

ペナントシリーズ、交流戦、CSまで余さず堪能できる!

② オフシーズンもドキュメンタリーやバズリプレイなどコンテンツが充実!

毎月2,300円でライブ配信・見逃し配信・ハイライトまで視聴可能!

【PR】「DMM×DAZNホーダイ」でプロ野球を観よう!

「DMM×DAZNホーダイ」とは、DMMプレミアムとDAZN Standardをセットで利用できるプラン。

単体契約ならDMMプレミアム月額550円(税込)、DAZN Standard月額4,200円(税込)のところ、本プランなら月額3,480円(税込)だからとってもお得です。

POINT

① 「DMM×DAZNホーダイ」なら単体契約より月額1,270円(税込)も安い!

② DAZNだけの契約と比較しても月額720円(税込)お得に楽しめる!

③ 新規入会月から最大3カ月間、「DMMポイント」を550ポイント付与!

ポスト シェア 送る
  • ALL
  • De
  • 西