高卒3年目の藤浪晋太郎が、阪神のエースと呼べるだけの存在感を見せ始めている。
近年はメッセンジャーや能見篤史がエースと形容されることが多かった。今季の2人の成績を見てみるとメッセンジャーが8勝11敗、能見が9勝11敗と負けが先行している。エースは常に安定した成績を残し、首脳陣、チームメート、ファン、誰からも信頼感される投手のことを指すが、今年に限って言えば藤浪がそれに最も近い存在。
藤浪は8月28日、ヤクルトとの首位攻防戦第1戦に先発した。ヤクルトは前カードの巨人戦3連勝で勢いに乗り、首位を走る阪神は敵地・広島で連敗して迎えたゲーム。この試合を落とすと、ヤクルトに流れが傾く恐れがある。負けが許されない中、マウンドに上がった藤浪は素晴らしかった。
三塁ベースを踏ませない投球を見せ、9回を124球。3安打、8奪三振に抑え、今季3度目の完封勝利でリーグトップの11勝目をマーク。打撃絶好調の山田哲人を4打数2三振と完璧に封じこんだ。お立ち台では「リリーフを休めるためにも、最後まで投げられてよかった」とまさに“エース”と呼べるようなコメント。和田豊監督も「今日は(藤浪)晋太郎に尽きる」と称賛した。
エースの働きを見せる藤浪だが、序盤戦は調子が良いとは言えなかった。4月25日の広島戦から5月8日の広島戦にかけて自身3連敗。先発としての最低限の役割を果たしていたが、春先絶好調だった同学年の大谷翔平(日本ハム)と比べると物足りなさがあった。
5月までは3勝4敗と負け越していた藤浪だが、6月に入ってから8勝2敗と6つの貯金を作る。特に8月は3勝1敗、防御率1.74。20日の巨人戦で敗戦投手になっているが、今月は4試合全てでQS(6回3自責点以内)を記録。疲れが溜まる8月に結果を残したことは、チーム、藤浪自身にとっても非常に大きい。
チームは首位で9月の戦いを迎える。10年ぶりのリーグ優勝に向けて、藤浪が投げる試合は絶対に勝ちたいところ。そして、誰もが認めるエースとしてCS、日本シリーズに駒を進めたい。
近年はメッセンジャーや能見篤史がエースと形容されることが多かった。今季の2人の成績を見てみるとメッセンジャーが8勝11敗、能見が9勝11敗と負けが先行している。エースは常に安定した成績を残し、首脳陣、チームメート、ファン、誰からも信頼感される投手のことを指すが、今年に限って言えば藤浪がそれに最も近い存在。
藤浪は8月28日、ヤクルトとの首位攻防戦第1戦に先発した。ヤクルトは前カードの巨人戦3連勝で勢いに乗り、首位を走る阪神は敵地・広島で連敗して迎えたゲーム。この試合を落とすと、ヤクルトに流れが傾く恐れがある。負けが許されない中、マウンドに上がった藤浪は素晴らしかった。
三塁ベースを踏ませない投球を見せ、9回を124球。3安打、8奪三振に抑え、今季3度目の完封勝利でリーグトップの11勝目をマーク。打撃絶好調の山田哲人を4打数2三振と完璧に封じこんだ。お立ち台では「リリーフを休めるためにも、最後まで投げられてよかった」とまさに“エース”と呼べるようなコメント。和田豊監督も「今日は(藤浪)晋太郎に尽きる」と称賛した。
エースの働きを見せる藤浪だが、序盤戦は調子が良いとは言えなかった。4月25日の広島戦から5月8日の広島戦にかけて自身3連敗。先発としての最低限の役割を果たしていたが、春先絶好調だった同学年の大谷翔平(日本ハム)と比べると物足りなさがあった。
5月までは3勝4敗と負け越していた藤浪だが、6月に入ってから8勝2敗と6つの貯金を作る。特に8月は3勝1敗、防御率1.74。20日の巨人戦で敗戦投手になっているが、今月は4試合全てでQS(6回3自責点以内)を記録。疲れが溜まる8月に結果を残したことは、チーム、藤浪自身にとっても非常に大きい。
チームは首位で9月の戦いを迎える。10年ぶりのリーグ優勝に向けて、藤浪が投げる試合は絶対に勝ちたいところ。そして、誰もが認めるエースとしてCS、日本シリーズに駒を進めたい。