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DeNA、若手左腕が台頭も…先発4本柱は今ひとつ

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ここまで8勝を挙げているDeNAの久保康友©BASEBALLKING
 DeNAは昨季、エースの久保康友、井納翔一、山口俊、モスコーソ、4人の先発陣で40勝を挙げた。今季はこの4本柱に、昨季以上の活躍が期待された。

 現在、規定投球回に到達しているのは、エースの久保康友だけ。久保はチームトップの8勝をマークしているが、防御率は4.12。今季は好不調の波が大きく、エースと呼べるような投球ができていない。8月25日の中日戦では、3回3失点で降板。26日に登録抹消となった。

 昨年久保に次ぐ11勝を挙げた井納は、好投しながらも勝ち星に恵まれず4勝。また、右肩の違和感を訴え、8月1日から二軍で調整中。8月28日に行われた巨人との二軍戦に登板し、6回からの3イニングを無失点に抑えた。実質2年目ともいえる今季、悪いサイクルから抜け出せず2年目のジンクスにハマった形になっている。

 抑えから先発に転向し、昨季8勝を挙げた山口は、4月25日の中日戦で挙げた3勝目を最後に白星から遠ざかっている。5月に入ってからの最初の2試合は、7回2失点と9回1失点と好投しながら勝ち星が付かなかったのが痛かった。その後は、早いイニングでマウンドを降りることが多く、苦しい投球が続いている。

 モスコーソは、昨季球団外国人史上最多の9勝をマーク。今季も開幕から4試合中3試合がQS(6回3自責点以内)を記録するなど先発の役割を果たしていた。しかし、4月22日の阪神戦で左大腿部の肉離れで離脱。約2カ月間、戦列を離れた。故障から復帰した後は、精彩を欠いた投球が目立つ。モスコーソも山口と同じように、4月の登板を最後に白星がない。

 4本柱が不振の中、石田健大、砂田毅樹といったフレッシュな2人のサウスポーが良い働きを見せている。石田は大学4年だった昨秋に左肩を痛め、二軍で調整を続けていた。7月14日の巨人戦で一軍初先発すると、8月6日の中日戦でプロ初勝利。ここまで7試合に登板して、2勝2敗、防御率2.59の成績を残す。

 砂田は今年6月に支配下登録され、同月14日の日本ハム戦で一軍デビュー。7月8日広島戦では、チームにとって13年9月19日のソト以来、657日ぶりに左腕先発の勝利を挙げた。現在はローテーションの一角に入り、2勝を記録している。

 長年課題となっていた左の先発投手が、ローテーションに入った。それだけに、開幕前に軸として期待された先発4本柱の状態が上がらないのが痛い。

【先発4本柱の昨季と今季成績】
久保康友
昨季:28試 12勝6敗 防3.33
今季:21試 8勝7敗 防4.12

井納翔一
昨季:25試 11勝9敗 防4.01
今季:17試 4勝7敗 防3.15

山口俊
昨季:33試 8勝5敗 防2.90
今季:17試 3勝5敗 防4.67

モスコーソ
昨季:24試 9勝9敗 防3.39
今季:14試 3勝6敗 防5.08

※成績は8月29日時点
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