ニュース 2015.09.01. 15:30

10勝まであと2つ 広島・黒田は日米6年連続2ケタ勝利できる?

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チームの命運を握る広島の黒田博樹 [BASEBALLKING]
 広島の黒田博樹は8月29日のDeNA戦で右手に打球を当てた。31日、広島市内の病院で検査を受け『右手掌側打撲』と診断され、骨には異常なし。9月4日のヤクルト戦か5日に登板する予定だ。

 当初の予定通り先発する黒田は、日米通算6年連続2ケタ勝利に期待がかかる。ドジャース時代の10年にメジャー挑戦後初めて2ケタ11勝をマークすると、11年に13勝。ヤンキースへ移籍した12年はシーズン自己最多の16勝を挙げた。13年と14年は11勝で、日本人メジャー初となる5年連続2ケタ勝利を達成した。

 広島に復帰した今季は、故障で5月と7月に二度登録抹消をしたが、ここまで8勝。日本復帰初戦となった3月29日のヤクルト戦で7回を5安打無失点に抑え、復帰後初勝利を挙げると、3、4月は3勝。5月、7月、8月は1勝に終わったが、先発としての最低限の役割を果たしている。残りの登板で2ケタ勝利を達成できるか注目だ。

 日米通算での2ケタ勝利でいえば、ヤンキースの田中将大が、楽天時代の09年から7年連続で10勝以上をマークしている。楽天時代の13年には、近年のプロ野球では驚異の24勝。シーズンで1度も負け投手にならなかった。メジャー挑戦後も、1年目の14年に右肘を痛め約2カ月間故障者リストに入ったが、13勝。今季は開幕前から右肘の状態が心配されたが、しっかりと10勝を挙げている。

 10勝以上することが難しい世界の中で、黒田はメジャーで5年連続2ケタ勝利を記録している。今季は日本で2ケタ勝利を達成することができるだろうか。

【黒田博樹の2010年からの勝ち星】
10年:11勝
11年:13勝
12年:16勝
13年:11勝
14年:11勝
15年:8勝

※記録は8月31日時点
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