揺れに揺れたプロ入りから3年…“二刀流”の怪物・大谷翔平の進化は留まることを知らない。
13勝は両リーグトップの勝ち星で、防御率2.09、勝率.765もリーグトップ。奪三振は167個でリーグ2位となっているものの、トップの則本昂大(楽天)とは5個差と射程圏に捉え、“投手四冠”の偉業も現実味を帯びてきた。
今季は圧巻のパフォーマンスを見せている大谷にとって、「苦手なもの」はあるのだろうか…。今回はあえて今一番スゴイ投手、大谷翔平の“弱点”を探ってみた。
<1>球団
● チーム別対戦成績 [パ]
ソフトバンク 3試(20回)1勝1敗 奪三25 防5.40
西 武 5試(38回1/3) 4勝1敗 奪三44 防1.88
ロッテ 3試(24回) 2勝1敗 奪三29 防1.13
楽 天 2試(14回2/3) 2勝0敗 奪三13 防0.61
オリックス 3試(18回2/3)2勝0敗 奪三24 防1.93
球団別の成績を見てみると、4球団に対してすべて防御率1点台以下というすさまじい成績を収める一方、ソフトバンク相手には防御率5.40と苦戦。5月に5失点、8月に7失点と炎上したことが大きな要因となっているが、今後勝ち上がって行くには避けて通れない相手となるだけに、やられっぱなしで終わらないことが重要となる。
<2>打者
● 打者別対戦被打率ワースト5 [※6打席以上]
1位 .625(8-5) 鈴木大地(ロッテ)
2位 .500(6-3) T-岡田(オリックス)
3位 .429(7-3) 今宮健太(ソフトバンク)
4位 .429(7-3) 銀次(楽天)
5位 .333(15-5) 栗山巧(西武)
5位 .333(6-2) 明石健志(ソフトバンク)
今度は打者別で見てみると、意外なことにソフトバンク勢が上位を占めているというわけではない。最も苦手としているのは、球団としてはむしろ得意としているロッテの鈴木大地だった。
鈴木に対しては昨年も4打数2安打と打たれており、ここ2年で12打数7安打、打率にして.583とまさに天敵となっている。他にも今宮や明石など、スラッガーというよりは器用な小兵タイプの選手を苦手としがちな傾向にあるのは興味深い点だ。
<3>球場
● 球場別成績 [パの本拠地]
ヤフオク 1試/被打率.360(25-9) 被本0 防9.95
札 幌 9試/被打率.156(211-33) 被本1 防1.71
西武プリ 2試/被打率.224(49-11) 被本3 防4.50
QVCマリン 1試/被打率.176(34-6) 被本0 防0.00
コボスタ 1試/打率.138(29-4) 被本0 防0.00
京セラ 1試/被打率.240(25-6) 被本0 防2.57
球場別では、1試合での成績ながらソフトバンクの本拠地・ヤフオクドームが最も悪い。8月4日、自己ワーストの9安打を浴びて7失点。まさに悪夢を見た場所となっている。
また、対西武では今シーズンだけで4勝を挙げている大谷であるが、敵地・西武プリンスドームでは分が悪いというデータも。今年打たれた本塁打の5本中3本は西武プリンスで浴びたものとなっており、主砲の中村剛也には満塁弾を含む2発を浴びた。
<4>曜日
● 曜日別成績
月曜日 ~登板なし~
火曜日 3試/被打率.226(84-19) 被本1 防3.50
水曜日 3試/被打率.188(80-15) 被本1 防1.17
木曜日 2試/被打率.163(49- 8) 被本1 防1.80
金曜日 4試/被打率.196(92-18) 被本2 防3.79
土曜日 3試/被打率.171(76-13) 被本0 防2.04
日曜日 4試/被打率.132(91-12) 被本0 防0.32
曜日別の成績も見てみると、全体的に優秀な成績が並んでいるが、被打率でいうと火曜日が、防御率でいうと金曜日が他と比べてやや劣る。共通するのは、カードの頭になる可能性が高いという点か。
ただし、火曜日は1勝2敗と負け越しているものの、金曜日はこの成績でも3勝負けなし。相手もエース格が出てくる曜日ながら、不思議と援護に恵まれている。
<5>昼 or 夜
● デーゲームとナイターの比較
[昼] 7試/6勝1敗 被打率.150(167-25) 被本0 防1.08
[夜] 12試/7勝3敗 被打率.197(305-60) 被本5 防2.67
登板試合の時間でも、成績に少し差がでた。ナイターの成績も被打率は2割を下回っており、優秀な数字ではあるのだが、デーゲームはさらに圧倒的な成績を誇っている。
<6>ホーム or ビジター
● ホームとビジターの比較
[H] 11試/8勝1敗 被打率.163(264-43) 被本2 防1.72
[V] 8試/5勝3敗 被打率.202(208-42) 被本3 防2.58
最後はホームとビジターの比較。昼と夜の比較よりも差が大きく、本拠地ではより力を発揮していることが分かる。ちなみに、本拠地開催のデーゲームという“鬼に金棒”的な条件が揃った試合は今シーズン2度あり、いずれも勝利を収めている。
13勝は両リーグトップの勝ち星で、防御率2.09、勝率.765もリーグトップ。奪三振は167個でリーグ2位となっているものの、トップの則本昂大(楽天)とは5個差と射程圏に捉え、“投手四冠”の偉業も現実味を帯びてきた。
<1>球団
● チーム別対戦成績 [パ]
ソフトバンク 3試(20回)1勝1敗 奪三25 防5.40
ロッテ 3試(24回) 2勝1敗 奪三29 防1.13
楽 天 2試(14回2/3) 2勝0敗 奪三13 防0.61
オリックス 3試(18回2/3)2勝0敗 奪三24 防1.93
球団別の成績を見てみると、4球団に対してすべて防御率1点台以下というすさまじい成績を収める一方、ソフトバンク相手には防御率5.40と苦戦。5月に5失点、8月に7失点と炎上したことが大きな要因となっているが、今後勝ち上がって行くには避けて通れない相手となるだけに、やられっぱなしで終わらないことが重要となる。
<2>打者
● 打者別対戦被打率ワースト5 [※6打席以上]
1位 .625(8-5) 鈴木大地(ロッテ)
2位 .500(6-3) T-岡田(オリックス)
3位 .429(7-3) 今宮健太(ソフトバンク)
4位 .429(7-3) 銀次(楽天)
5位 .333(15-5) 栗山巧(西武)
5位 .333(6-2) 明石健志(ソフトバンク)
今度は打者別で見てみると、意外なことにソフトバンク勢が上位を占めているというわけではない。最も苦手としているのは、球団としてはむしろ得意としているロッテの鈴木大地だった。
鈴木に対しては昨年も4打数2安打と打たれており、ここ2年で12打数7安打、打率にして.583とまさに天敵となっている。他にも今宮や明石など、スラッガーというよりは器用な小兵タイプの選手を苦手としがちな傾向にあるのは興味深い点だ。
<3>球場
● 球場別成績 [パの本拠地]
ヤフオク 1試/被打率.360(25-9) 被本0 防9.95
札 幌 9試/被打率.156(211-33) 被本1 防1.71
西武プリ 2試/被打率.224(49-11) 被本3 防4.50
QVCマリン 1試/被打率.176(34-6) 被本0 防0.00
コボスタ 1試/打率.138(29-4) 被本0 防0.00
京セラ 1試/被打率.240(25-6) 被本0 防2.57
球場別では、1試合での成績ながらソフトバンクの本拠地・ヤフオクドームが最も悪い。8月4日、自己ワーストの9安打を浴びて7失点。まさに悪夢を見た場所となっている。
また、対西武では今シーズンだけで4勝を挙げている大谷であるが、敵地・西武プリンスドームでは分が悪いというデータも。今年打たれた本塁打の5本中3本は西武プリンスで浴びたものとなっており、主砲の中村剛也には満塁弾を含む2発を浴びた。
<4>曜日
● 曜日別成績
月曜日 ~登板なし~
火曜日 3試/被打率.226(84-19) 被本1 防3.50
水曜日 3試/被打率.188(80-15) 被本1 防1.17
木曜日 2試/被打率.163(49- 8) 被本1 防1.80
金曜日 4試/被打率.196(92-18) 被本2 防3.79
土曜日 3試/被打率.171(76-13) 被本0 防2.04
日曜日 4試/被打率.132(91-12) 被本0 防0.32
曜日別の成績も見てみると、全体的に優秀な成績が並んでいるが、被打率でいうと火曜日が、防御率でいうと金曜日が他と比べてやや劣る。共通するのは、カードの頭になる可能性が高いという点か。
ただし、火曜日は1勝2敗と負け越しているものの、金曜日はこの成績でも3勝負けなし。相手もエース格が出てくる曜日ながら、不思議と援護に恵まれている。
<5>昼 or 夜
● デーゲームとナイターの比較
[昼] 7試/6勝1敗 被打率.150(167-25) 被本0 防1.08
[夜] 12試/7勝3敗 被打率.197(305-60) 被本5 防2.67
登板試合の時間でも、成績に少し差がでた。ナイターの成績も被打率は2割を下回っており、優秀な数字ではあるのだが、デーゲームはさらに圧倒的な成績を誇っている。
<6>ホーム or ビジター
● ホームとビジターの比較
[H] 11試/8勝1敗 被打率.163(264-43) 被本2 防1.72
[V] 8試/5勝3敗 被打率.202(208-42) 被本3 防2.58
最後はホームとビジターの比較。昼と夜の比較よりも差が大きく、本拠地ではより力を発揮していることが分かる。ちなみに、本拠地開催のデーゲームという“鬼に金棒”的な条件が揃った試合は今シーズン2度あり、いずれも勝利を収めている。