パ・リーグの新人王争いは“二択”に絞られた…?
7日、パ・リーグの公示が発表され、西武の高橋光成が登録を抹消された。チームはこのあと6連戦がなく、日程にゆとりがあるための措置であるが、史上最年少の月間MVPに松坂大輔以来の高卒新人5連勝など、ノリにノッている18歳の抹消にはもったいなさすら感じた。
破竹の勢いで勝ち進んだ18歳に期待されたのが、新人王争いへの殴りこみ。パ・リーグの新人選手といえば日本ハムの有原航平が8勝を挙げてレースを牽引してきたものの、それを追う対抗馬に乏しかった。それだけに、彗星のごとく現れた高橋光成にはレースをかき回す存在としての期待が高まりつつあったが、この度の登録抹消で絶望的になったと言える。
この時期になると例年盛り上がりを見せるタイトル争いにおいて、中でも「新人王」は特別。一度逃してしまうと二度と獲ることができない賞であり、その点では唯一無二のものと言える。
しかし、今年のパ・リーグは有原の1人旅。といっても8勝を挙げているのは立派であるが、防御率は4.57となっており、文句なしで即決とはいかないというのが大方の見方である。今後勝ち星を伸ばすことが出来なければ、2000年以来の「該当者なし」も可能性としては十分にあり得る。
過去を振り返ってみると、パの新人王というと投手が席巻。2001年の大久保勝信(オリックス)から昨年の石川歩(ロッテ)まで14年連続で投手がこのタイトルを獲得している。
2000年の該当者なしを挟んで1999年も松坂大輔(西武)が受賞しており、最後の野手といえばなんと1998年の小関竜也(西武)まで遡る。ここ10年だけで見ても長野久義に松本哲也(ともに巨人)、梵英心(広島)、青木宣親(ヤクルト)と4人もいるセ・リーグとは対照的だ。
今シーズンも序盤こそオリックスのドラフト7位・西野真弘が3割を超える打率をキープして盛り上げていたが、7月に右手を骨折して戦線離脱。この結果、新人王レースからも離脱することとなってしまった。
残り1カ月となった今シーズン、日本ハム・有原航平で投手が15年連続の受賞となるのか。はたまた15年ぶりに該当者なしとなるのか…。パ・リーグの新人王争いの結末やいかに。
【パ・リーグ歴代新人王】
(※は野手の受賞者)
2014 石川 歩(ロッテ)
2013 則本昂大(楽天)
2012 益田直也(ロッテ)
2011 牧田和久(西武)
2010 榊原 諒(日本ハム)
2009 摂津 正(ソフトバンク)
2008 小松 聖(オリックス)
2007 田中将大(楽天)
2006 八木智哉(日本ハム)
2005 久保康友(ロッテ)
2004 三瀬幸司(ダイエー)
2003 和田 毅(ダイエー)
2002 正田 樹(日本ハム)
2001 大久保勝信(オリックス)
2000 ~該当者なし~
1999 松坂大輔(西武)
1998 小関竜也(西武)※
1997 小坂 誠(ロッテ)※
1996 金子 誠(日本ハム)※
1995 平井正史(オリックス)
1994 渡辺秀一(ダイエー)
1993 杉山賢人(西武)
1992 高村 祐(近鉄)
1991 長谷川滋利(オリックス)
1990 野茂英雄(近鉄)
1989 酒井 勉(オリックス)
1988 森山良二(西武)
1987 阿波野秀幸(近鉄)
1986 清原和博(西武)※
1985 熊野輝光(阪急)※
1984 藤田浩雅(阪急)※
1983 二村忠美(日本ハム)※
1982 大石大二郎(近鉄)※
1981 石毛宏典(西武)※
1980 木田 勇(日本ハム)
1979 松沼博久(西武)
1978 村上之宏(南海)
1977 佐藤義則(阪急)
1976 藤田 学(南海)
1975 山口高志(阪急)
1974 三井雅晴(ロッテ)
1973 新美 敏(日拓)
1972 加藤 初(西鉄)
1971 皆川康夫(東映)
1970 佐藤道郎(南海)
1969 有藤通世(ロッテ)※
1968 ~該当者なし~
1967 高橋善正(東映)
1966 ~該当者なし~
1965 池永正明(西鉄)
1964 ~該当者なし~
1963 ~該当者なし~
1962 尾崎行雄(東映)
1961 徳久利明(近鉄)
1960 ~該当者なし~
1959 張本 勲(東映)※
1958 杉浦 忠(南海)
1957 木村 保(南海)
1956 稲尾和久(西鉄)
1955 榎本喜八(毎日)※
1954 宅和本司(南海)
1953 豊田泰光(西鉄)※
1952 中西 太(西鉄)※
1951 蔭山和夫(南海)※
1950 荒巻 淳(毎日)
7日、パ・リーグの公示が発表され、西武の高橋光成が登録を抹消された。チームはこのあと6連戦がなく、日程にゆとりがあるための措置であるが、史上最年少の月間MVPに松坂大輔以来の高卒新人5連勝など、ノリにノッている18歳の抹消にはもったいなさすら感じた。
破竹の勢いで勝ち進んだ18歳に期待されたのが、新人王争いへの殴りこみ。パ・リーグの新人選手といえば日本ハムの有原航平が8勝を挙げてレースを牽引してきたものの、それを追う対抗馬に乏しかった。それだけに、彗星のごとく現れた高橋光成にはレースをかき回す存在としての期待が高まりつつあったが、この度の登録抹消で絶望的になったと言える。
この時期になると例年盛り上がりを見せるタイトル争いにおいて、中でも「新人王」は特別。一度逃してしまうと二度と獲ることができない賞であり、その点では唯一無二のものと言える。
しかし、今年のパ・リーグは有原の1人旅。といっても8勝を挙げているのは立派であるが、防御率は4.57となっており、文句なしで即決とはいかないというのが大方の見方である。今後勝ち星を伸ばすことが出来なければ、2000年以来の「該当者なし」も可能性としては十分にあり得る。
過去を振り返ってみると、パの新人王というと投手が席巻。2001年の大久保勝信(オリックス)から昨年の石川歩(ロッテ)まで14年連続で投手がこのタイトルを獲得している。
2000年の該当者なしを挟んで1999年も松坂大輔(西武)が受賞しており、最後の野手といえばなんと1998年の小関竜也(西武)まで遡る。ここ10年だけで見ても長野久義に松本哲也(ともに巨人)、梵英心(広島)、青木宣親(ヤクルト)と4人もいるセ・リーグとは対照的だ。
今シーズンも序盤こそオリックスのドラフト7位・西野真弘が3割を超える打率をキープして盛り上げていたが、7月に右手を骨折して戦線離脱。この結果、新人王レースからも離脱することとなってしまった。
残り1カ月となった今シーズン、日本ハム・有原航平で投手が15年連続の受賞となるのか。はたまた15年ぶりに該当者なしとなるのか…。パ・リーグの新人王争いの結末やいかに。
【パ・リーグ歴代新人王】
(※は野手の受賞者)
2014 石川 歩(ロッテ)
2013 則本昂大(楽天)
2012 益田直也(ロッテ)
2011 牧田和久(西武)
2010 榊原 諒(日本ハム)
2009 摂津 正(ソフトバンク)
2008 小松 聖(オリックス)
2007 田中将大(楽天)
2006 八木智哉(日本ハム)
2005 久保康友(ロッテ)
2004 三瀬幸司(ダイエー)
2003 和田 毅(ダイエー)
2002 正田 樹(日本ハム)
2001 大久保勝信(オリックス)
2000 ~該当者なし~
1999 松坂大輔(西武)
1998 小関竜也(西武)※
1997 小坂 誠(ロッテ)※
1996 金子 誠(日本ハム)※
1995 平井正史(オリックス)
1994 渡辺秀一(ダイエー)
1993 杉山賢人(西武)
1992 高村 祐(近鉄)
1991 長谷川滋利(オリックス)
1990 野茂英雄(近鉄)
1989 酒井 勉(オリックス)
1988 森山良二(西武)
1987 阿波野秀幸(近鉄)
1986 清原和博(西武)※
1985 熊野輝光(阪急)※
1984 藤田浩雅(阪急)※
1983 二村忠美(日本ハム)※
1982 大石大二郎(近鉄)※
1981 石毛宏典(西武)※
1980 木田 勇(日本ハム)
1979 松沼博久(西武)
1978 村上之宏(南海)
1977 佐藤義則(阪急)
1976 藤田 学(南海)
1975 山口高志(阪急)
1974 三井雅晴(ロッテ)
1973 新美 敏(日拓)
1972 加藤 初(西鉄)
1971 皆川康夫(東映)
1970 佐藤道郎(南海)
1969 有藤通世(ロッテ)※
1968 ~該当者なし~
1967 高橋善正(東映)
1966 ~該当者なし~
1965 池永正明(西鉄)
1964 ~該当者なし~
1963 ~該当者なし~
1962 尾崎行雄(東映)
1961 徳久利明(近鉄)
1960 ~該当者なし~
1959 張本 勲(東映)※
1958 杉浦 忠(南海)
1957 木村 保(南海)
1956 稲尾和久(西鉄)
1955 榎本喜八(毎日)※
1954 宅和本司(南海)
1953 豊田泰光(西鉄)※
1952 中西 太(西鉄)※
1951 蔭山和夫(南海)※
1950 荒巻 淳(毎日)