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史上9人目の偉業は“当確”? 山田哲人がこれから3割を切る可能性

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トリプルスリーは確実!?最後の関門「打率」は…[BASEBALLKING]
 ヤクルトの山田哲人が、13年ぶりの快挙へ向けて大きく前進した。

 6日の広島戦、6回二死から安打で出塁した山田は、広島・ヒースのモーションを完ぺきに盗んで二盗に成功。セカンドの菊池涼介がベースカバーに入るのも遅れ、送球が外野へと抜ける間に三塁まで陥れた。

 これが今シーズン30個目の盗塁。昨年マークした自己最多の盗塁は15個。山田は1年でその数を倍増させ、2002年に西武の松井稼頭央が達成して以来、誰も成し遂げることが出来なかった3割・30本・30盗塁の“トリプルスリー”をほぼ「確実」なものとした。

 しかし、試合が終了すると山田のニュースは瞬く間に大きく取り上げられたのだが、現時点で快挙達成と報じることはできない。トリプルスリーは未だ「確定」したわけではなからだ。

 最後の関門は打率。本塁打や盗塁のように積み重ねて減ることがない記録とは違い、打率は凡退すれば下がっていく。3割を超えたままシーズン終了の日を迎えるまで、記録は確定しない。

 ちなみに、山田は今シーズン560打席に立った。タイトルの対象となる規定打席はすでにクリアしているため、もしもこのあと故障などで離脱をし、そのままシーズンを終えたとしても記録はクリアすることができる。

 では、最後の心配事は何かと言えば、残りのシーズンで山田の打率が3割を下回る可能性だ。

 6日を終えて、山田哲人の打率は487打数の162安打で.333。最短で3割を切るのは、これから54打席連続で凡退した場合で打率は.2994。よっぽどの大スランプに陥らないかぎりは考えられない数字だろう。

 ヤクルトの残り試合は19試合となっており、全試合で4打席に立つと仮定すると回るのは76打席。四球など打数に含めない場合を考えず、そのまま打数に含まれたと考えた時、残り試合で6安打以下だった場合は3割以下。7安打以上を打てば3割を超えられる計算となる。

 恐ろしく単純な計算ではあるが、各所で「ほぼ確実」との声が挙がる理由はお分かりいただけただろう。

 もちろん、ここから注目すべきは成績を落とすことではない。史上8人目の三冠王や、プロ野球史上初の本塁打王&盗塁王、そしてプロ野球史上初の40本・40盗塁などなど...山田哲人にかかる偉業はまだ残っているのだ。
 
 いま球界で一番アツい男のラストスパートに大いに期待したい。

トリプルスリー達成者

1950年 岩本義行(松竹) 率.319 本39 盗34
1950年 別当 薫(毎日) 率.335 本43 盗34
1953年 中西 太(西鉄) 率.314 本36 盗36
1983年 簑田浩二(阪急) 率.312 本32 盗35
1989年 秋山幸二(西武) 率.301 本31 盗31
1995年 野村謙二郎(広島)率.315 本32 盗30
2000年 金本知憲(広島) 率.315 本30 盗30
2002年 松井稼頭央(西武)率.332 本36 盗33

2015年 山田哲人(ヤクルト)率.333 本33 盗30
<※9月6日現在>
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