ソフトバンクは9日の2位日本ハム戦に勝利し、優勝マジックを8に減らした。工藤公康監督は、日本一になった秋山幸二氏のバトンを受けて監督就任。様々なプレッシャーがある中、ここまで昨季の78勝を上回る80勝を挙げている。
2リーグ制後の球団新人監督の歴代勝利数を見ても、工藤監督の80勝はダントツ1位。チーム名が南海時代に野村克也氏が、『監督』、『選手』、『4番』という重責を担い、プレイング・マネージャー1年目は、69勝57敗4分、勝率.548。95年からダイエーの監督を務めた王貞治氏の1年目は、54勝72敗4分、勝率.429と大きく負け越した。
また、工藤監督は1年目から80勝を記録しているが、野村氏は南海の監督時代80勝以上は0回。王氏はダイエー・ソフトバンクで14年間監督を務め、03年に82勝、05年に89勝の2回。昨季までソフトバンクの指揮を執った秋山氏は6年間で、11年の88勝だけ。野村氏、王氏、秋山氏が在任中のチーム、リーグ状況は全く違うが、1年目から80勝をマークしている工藤監督の手腕の高さが分かる。
さらに工藤監督は、2002年。伊原春樹氏が西武監督時代に打ち立てた90勝の新人監督年間勝利の更新に期待がかかる。ソフトバンクの残り試合数は22。後半戦、30勝9敗1分、勝率.769という成績を残していることを考えれば、記録更新の可能性も高そうだ。
1年目成績:50勝76敗4分 勝率.397
野村克也 1970年
1年目成績:69勝57敗4分 勝率.548
広瀬叔功 1978年
1年目成績:42勝77敗11分 勝率.353
ブレイザー 1981年
1年目成績:53勝65敗12分 勝率.449
穴吹義雄 1983年
1年目成績:52勝69敗9分 勝率.430
杉浦忠 1986年
1年目成績:49勝73敗8分 勝率.402
田淵幸一 1990年
1年目成績:41勝85敗4分 勝率.325
根本陸夫 1993年
1年目成績:45勝80敗5分 勝率.360
王貞治 1995年
1年目成績:54勝72敗4分 勝率.429
秋山幸二 2009年
1年目成績:74勝65敗5分 勝率.532
工藤公康 2015年
1年目成績:80勝37敗4分 勝率.684
※記録は15年9月9日現在
2リーグ制後の球団新人監督の歴代勝利数を見ても、工藤監督の80勝はダントツ1位。チーム名が南海時代に野村克也氏が、『監督』、『選手』、『4番』という重責を担い、プレイング・マネージャー1年目は、69勝57敗4分、勝率.548。95年からダイエーの監督を務めた王貞治氏の1年目は、54勝72敗4分、勝率.429と大きく負け越した。
また、工藤監督は1年目から80勝を記録しているが、野村氏は南海の監督時代80勝以上は0回。王氏はダイエー・ソフトバンクで14年間監督を務め、03年に82勝、05年に89勝の2回。昨季までソフトバンクの指揮を執った秋山氏は6年間で、11年の88勝だけ。野村氏、王氏、秋山氏が在任中のチーム、リーグ状況は全く違うが、1年目から80勝をマークしている工藤監督の手腕の高さが分かる。
さらに工藤監督は、2002年。伊原春樹氏が西武監督時代に打ち立てた90勝の新人監督年間勝利の更新に期待がかかる。ソフトバンクの残り試合数は22。後半戦、30勝9敗1分、勝率.769という成績を残していることを考えれば、記録更新の可能性も高そうだ。
2リーグ制後、ソフトバンクの1年目監督成績
飯田徳治 1969年1年目成績:50勝76敗4分 勝率.397
野村克也 1970年
1年目成績:69勝57敗4分 勝率.548
広瀬叔功 1978年
1年目成績:42勝77敗11分 勝率.353
ブレイザー 1981年
1年目成績:53勝65敗12分 勝率.449
穴吹義雄 1983年
1年目成績:52勝69敗9分 勝率.430
杉浦忠 1986年
1年目成績:49勝73敗8分 勝率.402
田淵幸一 1990年
1年目成績:41勝85敗4分 勝率.325
根本陸夫 1993年
1年目成績:45勝80敗5分 勝率.360
王貞治 1995年
1年目成績:54勝72敗4分 勝率.429
秋山幸二 2009年
1年目成績:74勝65敗5分 勝率.532
工藤公康 2015年
1年目成績:80勝37敗4分 勝率.684
※記録は15年9月9日現在