○ 中日 8 － 2 広島 ●
＜23回戦・ナゴヤドーム＞

　広島は先発・前田が5回途中7失点と崩れ、前夜黒星の黒田に続き対中日2連敗。打線も苦手としている中日先発・八木に5回1得点に封じられ、勝負の12連戦はまさかの連敗スタートとなった。

　3回までは安定していた前田だったが、1点リードの4回、二死走者なしからヒットと連続四球で満塁のピンチを招くと、7番藤井に一、二塁間を破られ逆転。さらに続く杉山にも甘くなったシュートをレフト前に運ばれ、一気に3点を失った。

　前田は続く5回も、先頭の1番大島にヒットを許すと、続く亀沢のバント処理を焦り二塁へ悪送球。自らのミスで傷口を広げると、そこから3番ルナ、4番平田、5番森野に3連打を浴び、この回は一死も奪えず計5失点でマウンドを降りた。

　2番手の一岡も、一死から藤井に2点タイムリーを浴び前田は今季最悪の7失点。自身5連勝中でこの試合に臨んだが、突然の大炎上で8敗目（13勝）を喫した。

　広島は打線も精彩を欠き、八木の前に初回の1点得点のみ。3回、5回も得点圏に走者を置いたが、苦手左腕から追加点を奪えなかった。

　対する中日は、一気の集中打で最多勝右腕を攻略。3点を奪った4回は森野とエルナンデスがしっかり選球し、丁寧な投球を続けていた前田を苦しめた。先発の八木は打線の援護にも恵まれ5回1失点で今季4勝目（6敗）。そのすべてが広島戦での白星となった。