ニュース 2015.09.23. 10:50

サムライとエンターテイナーもキャリアに幕…北海道に歓喜をもたらした男たちの今

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「イチバンデ~ス」でお馴染みのヒルマン監督は、現在アストロズでコーチを務めている[Getty Images]
 9月も下旬に差し掛かり、シーズンもいよいよ残りわずかとなって来たプロ野球の2015年シーズン。順位争いがどんどん激しさを増していくところであるが、ここに来て相次ぐ名選手たちの引退表明が話題となっている。

 近年でも珍しい大物たちによる引退ラッシュの中で、印象的なのが中日・小笠原と西武・森本稀哲の引退発表だった。

 別々の場所で引退を発表した2人であるが、元を辿って行くと同じ場所にたどり着く。日本ハムファイターズという場所だ。小笠原は“北のサムライ”として、森本はプレー以外でも球場を盛り上げる“エンターテイナー”として、ファイターズのユニフォームを着て戦っていた。

 20年以上も優勝から遠ざかっていた日本ハムは、2004年に本拠地を北海道へ移転。この2人は、「ファイターズ」を北の大地に根付かせることに尽力した中心的存在である。

 そんなチームが北海道に歓喜をもたらしたのが2006年のこと。このシーズン限りで引退を発表した新庄剛志(当時の登録名はSHINJO)を中心に一丸となって戦ったチームは、25年ぶりのパ・リーグ制覇を達成。勢いそのままに44年ぶりの日本一にも輝いた。

 あれから9年…。当時の主力メンバーで今なおチームに所属している選手というのは、なんと3人しかいない。

 投手では武田久と武田勝の“W武田”がそうだ。武田久は前年にブレイクのキッカケを掴むと、06年に開花。75試合に登板し、40ホールドを記録。防御率2.05とフル回転でブルペンを支えた。

 左腕の武田勝は06年がルーキーイヤー。5勝2敗で防御率2.04という成績を残し、日本シリーズでは第3戦で初登板・初勝利も挙げている。

 野手では、田中賢介が唯一。と言っても、田中も途中にメジャー挑戦を挟んで今年からの復帰であり、06年の日本一メンバーでその後もずっと北海道にいた選手というと、W武田だけということになる。

 ちなみに、「当時の主力」という括りを外して見ると、06年当時を知る選手というのは、飯山裕志に鵜久森淳志、そして大ベテランの中嶋聡が当てはまる。

 時には「ドライすぎる」と言われるほどに徹底した運用を貫き、独自の路線でチームを強化してきた日本ハム。今回の小笠原、森本の引退は、日本ハムファイターズというチームの“新陳代謝の良さ”を改めて認識する機会となった。

<投手>
八木智哉(現・中日)
ダルビッシュ有(現・レンジャーズ)
金村暁(11年・現役引退)
武田勝
建山義紀(14年・現役引退)
岡島秀樹(現・DeNA)
武田久
MICHAEL(12年・現役引退)

<捕手>※併用
高橋信二(現・BCL信濃)※コーチ兼任
鶴岡慎也(現・ソフトバンク)

<一塁手>
小笠原道大(15年・現役引退)

<二塁手>
田中賢介

<三塁手>※併用
マシーアス(13年・現役引退)
木元邦之(09年・現役引退)

<遊撃手>
金子誠(14年・現役引退)

<外野手>
森本稀哲(15年・現役引退)
SHINJO(06年・現役引退)
稲葉篤紀(14年・現役引退)

<指名打者>
セギノール(11年・現役引退)
※現・巨人駐米スカウト

<監督>
ヒルマン(現・アストロズコーチ)
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