圧倒的な強さでパ・リーグを制覇したソフトバンク。10試合を残しながら、今季ここまで88勝を挙げている。この勝ち星がどこまで伸びていくか気になるところ。そこで、歴代シーズン最多勝利トップ10を見ていきたい。

　歴代シーズン最多勝利チームは、1955年に99勝を挙げた南海。南海はこの年143試合を戦い99勝41敗3分、勝率.707と圧倒的な強さを見せた。次いで2位は50年松竹の98勝、3位が56年の西鉄と南海。この年は154試合行われ、西鉄と南海ともに96勝をマークしたが、西鉄の負け数が1つ少なかったため、勝率の差で西鉄が優勝した。また、54年も南海が91勝を挙げながら、90勝の西鉄がリーグ制覇を成し遂げている。

　50年代が多くランクインしている中、2002年に90勝した西武が8位にランクイン。新人監督だった伊原春樹監督は前年まで3番を打っていた松井稼頭央を1番に戻し、和田一浩をレフトにコンバートを成功。圧倒的な強さでリーグ優勝したが、日本シリーズでは巨人に4連敗で敗れた。

　今年のソフトバンクは、02年の西武以上の勝ち星が期待できる。強いソフトバンクは、シーズンを終えたときに何勝しているだろうか。

シーズン最多勝利

1位　南海
年度：1955年
成績：99勝
順位：1位
監督：山本一人

2位　松竹
年度：1950年
勝利：98勝
順位：1位
監督：小西得郎

3位　西鉄
年度：1956年
勝利：96勝
順位：1位
監督：三原脩

3位　南海
年度：1956年
勝利：96勝
順位：2位
監督：山本一人

5位　巨人
年度：1955年
勝利：92勝
順位：1位
監督：水原円裕

6位　南海
年度：1954年
勝利：91勝
順位：2位
監督：山本一人

6位　巨人
年度：1965年
勝利：91勝
順位：1位
監督：川上哲治

8位　西鉄
年度：1954年
勝利：90勝
順位：1位
監督：三原脩

8位　西鉄
年度：1955年
勝利：90勝
順位：2位
監督：三原脩

8位　西武
年度：2002年
勝利：90勝
順位：1位
監督：伊原春樹