プロ野球の2015年シーズンも、7日まででレギュラーシーズンの全日程が終了。10日(土)からはいよいよ日本シリーズ進出をかけた“短期決戦”、クライマックス・シリーズ(以下CS)が幕を開ける。
パ・リーグは札幌ドームで日本ハム-ロッテ、セ・リーグは東京ドームで巨人-阪神という対戦で決定したファーストステージ。アドバンテージなしの2勝先取による3試合制で、優勝チームへの挑戦権をかけた戦いが繰り広げられる。
ここでは、今年のCSに進出した6チームの中から、近年のCSにおいて目立った活躍を見せた“クライマックス男”を調査。2011年以降のCS通算成績から、短期決戦のカギを握りそうな選手を以下にピックアップした。
・清田育宏(7試合) .313(16-5) 0本 0点
2013年のCSを通して打率3割を超えていたのは.316の清田育宏と.308の鈴木大地の2人。清田といえば2010年、当時ルーキーながら日本シリーズで優秀選手賞を獲得するなど、大一番で力を発揮するタイプ。今年はキャリアで初めて規定打席をクリアし、打率.317をマークするなど開花した男が“下克上”のカギを握る。
・大野奨太(11試合) .385(26-10) 0本 4点
昨年のCSで大暴れを見せたのが、主砲の中田翔。ファイナルステージは8本の安打のうち半分の4本が本塁打。2ステージ合計で5本塁打の活躍を見せた。その他では、意外といっては失礼ながら大野奨太が好成績。通算11試合の出場で打率.385(26-10)、4打点と活躍している。主砲と伏兵に注目だ。
・柳田悠岐( 8試合) .296(27-8) 1本 3点
・吉村裕基( 6試合) .231(21-5) 0本 6点
チームで目立つのは内川聖一の安定感。昨年のファイナルステージは.269とやや苦しんだものの、11年・12年と通算すると打率は.356、2本塁打で9打点という成績が残っている。また、昨年のCSでMVPに輝いた吉村裕基も注目。打率は.231と低かったが、6打点を挙げる勝負強さが光った。
・西岡 剛(8試合).314(35-11) 1本 2点
・上本博紀(7試合).333(24-8) 0本 1点
・ゴメス (6試合).320(25-8) 1本 8点
なかなか勝てなかったCSから一転、昨年はファーストステージから無敗で日本シリーズまで勝ち上がった阪神。好成績を収める選手も多くいる。特にゴメスは昨年のファイナルステージで大爆発。4試合で8打点を荒稼ぎする暴れっぷりで3連覇王者の巨人を沈めた。ロッテ時代から短期決戦で強さを見せる西岡も、シーズン最終盤で復帰。切り札的存在として期待が高まっている。
・アンダーソン(4試合) .438(16-7) 0本 0点
CSでは苦しみながらも勝つという戦いが多い巨人。通算成績を見ても、苦しんでいる選手のほうが多いくらいだった。その中において村田の数字は突出している。ケガも癒え、復帰した村田のバットに期待がかかる。また、アンダーソンは昨年のファイナルステージのみのデータとなるが、阪神にスイープを許した中で孤軍奮闘。今季は苦しいシーズンとなったが、このポストシーズンで本領発揮と行くか、注目だ。
3年ぶりのCSとなるヤクルト。当時から主力で出ていた野手というのは意外と少ない。かつ成績を残していた選手とすると、バレンティンに絞られた。今年は故障によりわずか15試合の出場に留まった主砲は、最終盤で復帰を果たすも本調子とは程遠い仕上がり。現在はフェニックスリーグに出場しながら調整を続けている。シーズンで溜まったうっぷんを、このポストシーズンで爆発させることができるだろうか。
パ・リーグは札幌ドームで日本ハム-ロッテ、セ・リーグは東京ドームで巨人-阪神という対戦で決定したファーストステージ。アドバンテージなしの2勝先取による3試合制で、優勝チームへの挑戦権をかけた戦いが繰り広げられる。
ここでは、今年のCSに進出した6チームの中から、近年のCSにおいて目立った活躍を見せた“クライマックス男”を調査。2011年以降のCS通算成績から、短期決戦のカギを握りそうな選手を以下にピックアップした。
ロッテ [2013 1st/ファイナル]
・鈴木大地(7試合) .308(26-8) 1本 1点2013年のCSを通して打率3割を超えていたのは.316の清田育宏と.308の鈴木大地の2人。清田といえば2010年、当時ルーキーながら日本シリーズで優秀選手賞を獲得するなど、大一番で力を発揮するタイプ。今年はキャリアで初めて規定打席をクリアし、打率.317をマークするなど開花した男が“下克上”のカギを握る。
日本ハム [2011 1st、2012 ファイナル、2014 1st/ファイナル]
・中田 翔(14試合) .273(55-15) 5本 10点・大野奨太(11試合) .385(26-10) 0本 4点
昨年のCSで大暴れを見せたのが、主砲の中田翔。ファイナルステージは8本の安打のうち半分の4本が本塁打。2ステージ合計で5本塁打の活躍を見せた。その他では、意外といっては失礼ながら大野奨太が好成績。通算11試合の出場で打率.385(26-10)、4打点と活躍している。主砲と伏兵に注目だ。
ソフトバンク [2011 ファイナル、2012 1st/ファイナル、2014 ファイナル]
・内川聖一(15試合) .356(59-21) 2本 9点・柳田悠岐( 8試合) .296(27-8) 1本 3点
・吉村裕基( 6試合) .231(21-5) 0本 6点
チームで目立つのは内川聖一の安定感。昨年のファイナルステージは.269とやや苦しんだものの、11年・12年と通算すると打率は.356、2本塁打で9打点という成績が残っている。また、昨年のCSでMVPに輝いた吉村裕基も注目。打率は.231と低かったが、6打点を挙げる勝負強さが光った。
阪神 [2013 1st、2014 1st/ファイナル]
・鳥谷 敬(8試合).333(30-10) 0本 3点・西岡 剛(8試合).314(35-11) 1本 2点
・上本博紀(7試合).333(24-8) 0本 1点
・ゴメス (6試合).320(25-8) 1本 8点
なかなか勝てなかったCSから一転、昨年はファーストステージから無敗で日本シリーズまで勝ち上がった阪神。好成績を収める選手も多くいる。特にゴメスは昨年のファイナルステージで大爆発。4試合で8打点を荒稼ぎする暴れっぷりで3連覇王者の巨人を沈めた。ロッテ時代から短期決戦で強さを見せる西岡も、シーズン最終盤で復帰。切り札的存在として期待が高まっている。
巨人 [2011 1st、2012 ファイナル、2013 ファイナル、2014 ファイナル]
・村田修一(13試合) .326(43-14) 2本 4点・アンダーソン(4試合) .438(16-7) 0本 0点
CSでは苦しみながらも勝つという戦いが多い巨人。通算成績を見ても、苦しんでいる選手のほうが多いくらいだった。その中において村田の数字は突出している。ケガも癒え、復帰した村田のバットに期待がかかる。また、アンダーソンは昨年のファイナルステージのみのデータとなるが、阪神にスイープを許した中で孤軍奮闘。今季は苦しいシーズンとなったが、このポストシーズンで本領発揮と行くか、注目だ。
ヤクルト [2011 1st/ファイナル、2012 1st]
・バレンティン(11試合) .290(31-9) 2本 3点3年ぶりのCSとなるヤクルト。当時から主力で出ていた野手というのは意外と少ない。かつ成績を残していた選手とすると、バレンティンに絞られた。今年は故障によりわずか15試合の出場に留まった主砲は、最終盤で復帰を果たすも本調子とは程遠い仕上がり。現在はフェニックスリーグに出場しながら調整を続けている。シーズンで溜まったうっぷんを、このポストシーズンで爆発させることができるだろうか。