10日からクライマックス・シリーズが開幕する。セ・リーグはヤクルト、巨人、阪神、パ・リーグはソフトバンク、日本ハム、ロッテが出場。開催場所は、ファーストステージはセ・リーグが2位巨人の本拠地・東京ドーム。パ・リーグは2位日本ハムの本拠地・札幌ドーム。ファイナルステージはセが神宮、パがヤフオクドームで開催される。

　これまで07年にCSがスタートしてからセ・パ10球団が本拠地で戦った。その一方で、ホームで戦ったことがない球団もある。12球団で唯一CSに出場したことがないDeNAは、当然だが横浜スタジアムでCSを行ったことがない。

　そして、もう1球団は広島だ。13年に球団初となるCS出場を果たした広島は、同年3位で進出したため、2位阪神と対戦したファーストステージは甲子園。優勝した巨人とのファイナルステージは、東京ドームで行われた。翌14年は優勝争いを繰り広げていたが、最終的に3位でフィニッシュ。この年も阪神が2位だったため、甲子園で戦った。

　2度出場したCSは全て敵地での試合となった広島だが、ホームに負けないくらいの声援で選手たちを応援していたのは印象深い。初出場となった13年のCSでは、甲子園のレフトスタンドの一角を真っ赤に染めた。普段は阪神ファンで埋まる完全アウェーの地で、広島ファンは選手たちを後押しした。

　今季はCS出場圏外に終わったDeNAと広島。来年はCS出場とともに、ホームで試合を行いたいところだ。