ニュース 2015.10.30. 17:00

目立つ早期リタイア…戦力外選手が相次いで現役引退へ

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DeNAの東野峻は2度目の戦力外を受けて引退を決意[BASEBALLKING]
 10月29日、ソフトバンクが2年連続で日本シリーズを制し、球団史上初の日本一連覇を達成した。

 3月27日にセ・パ一斉に開幕したプロ野球の2015年シーズンもいよいよ終わりを迎え、いよいよストーブリーグへと突入する。FAや自由契約選手の動向が気になる時期になったが、今年は気になることがある。まだできると思われるような年齢の選手たちが、トライアウトを受けることなく現役引退を決めるケースが目立つことだ。

 かつて巨人で開幕投手も務めた東野峻は、「1度クビになった身。今年ダメなら次はない」と迷いなく決断。2年連続での戦力外通告を受けて、早々に引退を決めた。

 広島では、かつてのドラ1左腕が現役生活に別れを告げた。07年の大学・社会人ドラフトで1位指名を受けた篠田純平は、3年目に挙げた6勝がキャリアで最高。膝の怪我にも悩まされ、復活を果たすことはできなかった。

 99年のドラフトで3球団が競合した河内貴哉も、今年で引退となる。“怪物”と謳われた左腕も、プロ入り後は伸び悩む期間が続き、ついには左肩を故障。育成落ちも経験した。

 それでも諦めなかった河内は再び支配下登録を勝ち取ると、12年8月16日のヤクルト戦で2904日ぶりの勝利を挙げるというカムバック劇を演じた。

 腕の位置が徐々に下がり、球速も次第に落ちていった中、生き残り続けてきた晩年。戦力外通告を受けた左腕は、「カープで良かったと思える16年間でした」とスッキリとした表情で語った。

 選手が自ら選び、決断した引退。ユニフォームを脱いでからも、彼らの戦いは続く。

戦力外通告を受け、現役引退を決めた選手たち

<日本ハム>
増渕竜義
・投手/27歳
・2006年高校生ドラフト1巡目

<西武>
梅田尚通
・内野手/26歳
・2007年高校生ドラフト5巡目

<ヤクルト>
赤川克紀
・投手/25歳
・2008年ドラフト1巡目

金伏ウーゴ
・投手/26歳
・2011年育成ドラフト2巡目

<巨人>
隠善智也
・外野手/31歳
・2006年育成ドラフト4巡目

青木高広
・投手/34歳
・2006年大学・社会人ドラフト4巡目

横川史学
・外野手/31歳
・2006年大学・社会人ドラフト4巡目

<広島>
篠田純平
・投手/30歳
・2007年大学・社会人ドラフト1巡目

河内貴哉
・投手/33歳
・1999年ドラフト1巡目

岩見優輝
・投手/28歳
・2010年ドラフト3巡目

<DeNA>
鶴岡賢二郎(※ブルペン捕手の打診中?)
・捕手/28歳
・2010年ドラフト8巡目

東野峻
・投手/29歳
・2004年ドラフト7巡目
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