ニュース 2015.11.16. 13:09

マエケンが大事な一戦に先発 2年前の悔しさを晴らせるか?

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プエルトリコ戦に先発するエースの前田健太[Getty Images]
 8日に開幕した「世界野球プレミア12」の1次ラウンドが15日に終了。グループBの侍ジャパンは1位通過で、決勝トーナメント進出を決めた。15日に1次ラウンドが終了したばかりだが、16日から決勝トーナメントがスタートする。

 侍ジャパンは、16日の準々決勝でA組4位のプエルトリコと対戦。この大事な一戦に小久保裕紀監督は、エースの前田健太(広島)に先発を託した。小久保監督は15日ベネズエラ戦の試合後「日本のエースですから堂々とねじ伏せて欲しいと思います」と期待を寄せる。

 大きな期待を受けてマウンドに上がる前田健太は、13年の第3回WBC準決勝でもプエルトリコ戦に先発している。5回を1失点にまとめたが、初回に許した失点が最後まで響き敗戦投手となった。チームは準決勝で敗退し、WBC3連覇を逃した悔しい過去がある。

 あれから2年。プレミア12開幕前に行われたプエルトリコとの強化試合に先発登板し、3回を1安打8奪三振と圧巻の投球を披露した。ただ、前回はあくまで強化試合。一発勝負の決勝トーナメントで、チームを勝たせるエースの投球が求められる。

 プエルトリコ打線で注意しなければならないのは、15日のチャイニーズタイペイ戦でサヨナラ満塁本塁打を放ったA.メンデスだろう。前田が前回対戦した強化試合では、メンデスはスタメン出場していなかったため対戦がない。メンデスの大会通算打率.250ではあるが、2本塁打6打点と勝負強さを見せている。不用意な一発に気を付けたいところだ。

 今日の試合に敗れれば、今大会の敗戦を意味する。絶対に負けられない大事な一戦で、前田はチームを勝利に導く投球を披露したい。
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