8日に開幕した『WBSC世界野球プレミア12』は準々決勝まで終了し、19日から準決勝が行われる。

　初制覇を目指す侍ジャパンは、準決勝で韓国と対戦する。韓国の先発はロッテでプレーするイ・デウン。そこで、イ・デウンを得意にしている選手と苦手にしている侍ジャパン戦士を見ていきたい。

　中村晃（ソフトバンク）は11打数6安打、打率.545と打ちまくった。特に『1番・右翼』で先発出場した4月18日の試合では、1打席目にライト前ヒットで出塁すると、2打席目はセンター前ヒット、5回の第3打席でライト前に運び、猛打賞を記録した。

今大会は1次ラウンドのベネズエラ戦でサヨナラタイムリーを放てば、準々決勝のプエルトリコ戦では2安打をマーク。大会打率.600と好調に加え、得意とするイ・デウンが韓国の先発。中村晃のバットにかなり期待がもてそうだ。

中島卓也（日本ハム）はラッキーボーイの中村晃を上回る5打数3安打の打率.600。今大会は途中出場が続いているが、イ・デウンキラーの中島をスタメン抜擢しても面白そうだ。

その他、侍ジャパンで7番を任されている松田宣浩（ソフトバンク）が11打数5安打、打率.455を記録すれば、中田翔（日本ハム）が5打数2安打で打率.400とイ・デウンを得意にしている打者が多い。

一方で、シーズン最多安打の日本新記録を樹立した秋山翔吾（西武）は12打数2安打、打率.167、侍ジャパンで控えに回っている今宮健太（ソフトバンク）が打率.182とイ・デウンを苦手にしている打者もいる。

　また、イ・デウンの東京ドームでの登板を見てみると、9月1日に行われた日本ハム戦のみ。その時は4回途中4被安打、4与四死球、3失点でノックアウトされている。

　侍ジャパンは19日に先発するイ・デウンを打ち崩し、決勝進出することができるだろうか。

【イ・デウンを得意にしている侍ジャパン戦士】
中島卓也
打率.600（5打数3安打）

中村晃
打率.545（11打数6安打）

松田宣浩
打率.455（11打数5安打）

【イ・デウンを苦手にしている侍ジャパン戦士】
秋山翔吾
打率.167（12打数2安打）

今宮健太
打率.182（11打数2安打）