ニュース 2015.11.19. 15:05

侍ジャパン、鬼門の準決勝 過去の結果はどうだった?

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準決勝で韓国と対戦する侍ジャパンの小久保裕紀監督(左)[Getty Images]
 「WBSC世界野球プレミア12」で初制覇を目指す侍ジャパンは19日、東京ドームで韓国と準決勝を戦う。プロが参加するようになった00年のシドニー五輪以降、五輪とWBCの準決勝成績は2勝4敗と負け越している。ただ、準決勝を勝利すると00年以降は100%の勝率で世界一となっている。そこで、00年シドニー五輪以降の準決勝の戦いぶりを振り返っていきたい。

【五輪とWBCの準決勝対戦成績】
00年シドニー五輪
●0-3 キューバ
→96年のアトランタ五輪まではオールアマだったが、シドニー五輪からプロ選手も参加。プロからは松坂大輔、中村紀洋などが出場した。プロ選手も出場し金メダル獲得を目指したが、キューバ先発のコントレラスからチャンスを作ることが出来ず完封負けを喫した。

04年アテネ五輪
●0-1 オーストラリア
→オールプロで初めて挑んだ五輪。金メダルを目指して戦っていた日本代表の前に立ちはだかったのが、当時阪神に所属していたジェフ・ウィリアムスだった。7回二死一、三塁の場面で、同僚の藤本敦士が三飛に打ち取られると、8回と9回も完璧に抑え込まれた。

06年第1回WBC
○6-0 韓国
→第1R、第2Rで敗戦し嫌な雰囲気の中、臨んだ韓国との準決勝。この日は6回まで韓国投手陣に抑え込まれる苦しい展開だった。しかし両チーム無得点で迎えた7回に、代打で登場した福留孝介の2ランで先制。勢いが付いた侍ジャパンは、この回一挙5点を奪うなど大勝した。

08年北京五輪
●2-6 韓国
→予選リーグを4勝3敗の4位でギリギリ通過した日本は、準決勝で宿敵・韓国と対戦。同点の8回から登板した岩瀬仁紀が、イ・スンヨプに勝ち越し2ランを浴びた。その後、涌井秀章がマウンドに上がったが、GG佐藤がレフトへの飛球を落球するなどこの回、4点を失い敗戦。

09年第2回WBC
○9-4 アメリカ
→1点ビハインドの4回に相手の失策と5本の安打で5点を奪い逆転。8回に2点差とされるも、その裏にイチロー、中島裕之のタイムリーなどで3点を挙げた。最終回はダルビッシュが締めくくり、2大会連続で決勝進出を決めた。

13年第3回WBC
●1-3 プエルトリコ
→大会3連覇を目指した侍ジャパンは、先発した前田健太が初回に失点すると、7回には能見篤史がリオスに2ランを浴び3失点。打線も8回に盗塁ミスがあるなど、1点しか奪えず決勝進出とはならなかった。


 準決勝を苦手にしている侍ジャパン。この後19時から対戦する韓国とは、00年以降準決勝で06年のWBCと08年の北京五輪で対戦しているが、1勝1敗の成績。侍ジャパンは韓国に勝利して、決勝進出することができるだろうか。
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