11月も終わりが近づき、各チームが来季へ向けての準備を粛々と進めている。
中でもここ3年連続でBクラスと苦しい戦いを強いられた中日は、独自ルートの新助っ人発掘枠から早速何人かの名前が挙がってきた。
チーム本塁打71本は12球団最下位と迫力不足に悩んだ打線では、ホワイトソックスをFAとなったダヤン・ビシエドが獲得候補として名前が出ている。
キューバからの亡命選手であるビシエドは、2010年・21歳の時にホワイトソックスでメジャーデビュー。2012年にはメジャーでシーズン25発を記録するなど、そこから3年連続で2ケタ本塁打を記録した。
チーム最大の課題である長打力不足を補う存在として期待は集まるが、心配な点もある。
2014年オフにホワイトソックスを退団すると、2015年はブルージェイズなど複数球団を転々とした後ホワイトソックスに出戻り、そしてまたオフにFAとなった。メジャーで出場することなく一年を終えたのだ。
マイナーでも66試合の出場で打率.287とまずまずの数字を残したが、本塁打は8本。魅力であったはずの一発というところでやや陰りが見えたのは気がかりである。
加えて守備面にも不安を抱えており、本職であるはずの外野はメジャーで起用が渋られるくらいのレベルであった。セ・リーグでは指名打者制度もないため、獲得が実現した際には一塁での起用が現実的と見られる。
投手では、左腕のヨルダン・ノルベルトとクローザー候補としてフアン・ハイメの名前が挙がっている。
ノルベルトは中日で恒例になりつつあるドミニカ共和国出身の29歳左腕。中日は岩瀬仁紀が今シーズン1試合も登板出来なかったことに加え、高橋聡文の阪神行きが決定。不安が残る左の中継ぎ候補として獲得が検討されている。
2010年から12年までの3年間メジャーに在籍し、通算78試合に登板。防御率は4.00という成績を残した。ところが、2013年に禁止薬物関連のスキャンダルに関与していたことが明らかとなり、出場停止処分に。処分が明けた今年はレイズ傘下のマイナーで復帰するも、33試合の登板で1勝3敗、防御率4.96と思わしくない成績で終わっている。
ハイメもドミニカ共和国出身で、28歳の右腕。新守護神候補として名前が挙がった。
160キロに迫る豪速球が持ち味で、アメリカでも主に中継ぎとして登板。メジャーでは2年間で18試合に登板、0勝1敗で防御率5.93という成績、マイナーでは8年間で197試合に登板し、14勝13敗、防御率3.02という成績を残した。
不安要素といえば制球で、最後のメジャー登板となった今年4月のメッツ戦はアウト1つを取る間に四球を3つ出す大乱調。16球を投じたうちストライクはわずか4球と苦しい登板となった。
チームの再建へ向け、重要なピースとなってくる助っ人外国人。中日のオフの動向に注目だ。
中でもここ3年連続でBクラスと苦しい戦いを強いられた中日は、独自ルートの新助っ人発掘枠から早速何人かの名前が挙がってきた。
チーム本塁打71本は12球団最下位と迫力不足に悩んだ打線では、ホワイトソックスをFAとなったダヤン・ビシエドが獲得候補として名前が出ている。
キューバからの亡命選手であるビシエドは、2010年・21歳の時にホワイトソックスでメジャーデビュー。2012年にはメジャーでシーズン25発を記録するなど、そこから3年連続で2ケタ本塁打を記録した。
チーム最大の課題である長打力不足を補う存在として期待は集まるが、心配な点もある。
2014年オフにホワイトソックスを退団すると、2015年はブルージェイズなど複数球団を転々とした後ホワイトソックスに出戻り、そしてまたオフにFAとなった。メジャーで出場することなく一年を終えたのだ。
マイナーでも66試合の出場で打率.287とまずまずの数字を残したが、本塁打は8本。魅力であったはずの一発というところでやや陰りが見えたのは気がかりである。
加えて守備面にも不安を抱えており、本職であるはずの外野はメジャーで起用が渋られるくらいのレベルであった。セ・リーグでは指名打者制度もないため、獲得が実現した際には一塁での起用が現実的と見られる。
投手では、左腕のヨルダン・ノルベルトとクローザー候補としてフアン・ハイメの名前が挙がっている。
ノルベルトは中日で恒例になりつつあるドミニカ共和国出身の29歳左腕。中日は岩瀬仁紀が今シーズン1試合も登板出来なかったことに加え、高橋聡文の阪神行きが決定。不安が残る左の中継ぎ候補として獲得が検討されている。
2010年から12年までの3年間メジャーに在籍し、通算78試合に登板。防御率は4.00という成績を残した。ところが、2013年に禁止薬物関連のスキャンダルに関与していたことが明らかとなり、出場停止処分に。処分が明けた今年はレイズ傘下のマイナーで復帰するも、33試合の登板で1勝3敗、防御率4.96と思わしくない成績で終わっている。
ハイメもドミニカ共和国出身で、28歳の右腕。新守護神候補として名前が挙がった。
160キロに迫る豪速球が持ち味で、アメリカでも主に中継ぎとして登板。メジャーでは2年間で18試合に登板、0勝1敗で防御率5.93という成績、マイナーでは8年間で197試合に登板し、14勝13敗、防御率3.02という成績を残した。
不安要素といえば制球で、最後のメジャー登板となった今年4月のメッツ戦はアウト1つを取る間に四球を3つ出す大乱調。16球を投じたうちストライクはわずか4球と苦しい登板となった。
チームの再建へ向け、重要なピースとなってくる助っ人外国人。中日のオフの動向に注目だ。