「2015 スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞」の表彰式が1日に行なわれ、今年最も劇的な一打を放った選手に贈られる「年間大賞」が発表。パ・リーグはソフトバンクの柳田悠岐、セ・リーグではヤクルトの雄平がそれぞれ選ばれた。両選手にはオリジナルトロフィーと、賞金200万円が贈られる。
「最後の一球まで何が起こるかわからない」のが野球の醍醐味であり、その象徴的なプレーである“サヨナラ打”を称える「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞」。「年間大賞」は今年で7年目を迎え、2012年からは月間の表彰もスタートしている。
パ・リーグの年間大賞は、8月11日(火)にヤフオクドームで行なわれたオリックス戦の9回に起死回生の逆転サヨナラ3ランを放ったソフトバンクの柳田悠岐のが受賞。自身初となる年間大賞に輝いた。
その日のソフトバンクは2-6と4点ビハインドで9回を迎えた。受賞した柳田も、その時は「無理やなあ…という雰囲気」であったことを正直に明かしている。
ところが、二死満塁から中村晃のタイムリーで2点を返して4-6。なおも二死一二塁、一発逆転という最高の条件で柳田に打席が回る。
柳田はオリックス・佐藤達也が投じた高めの速球を振り抜くと、打球は右中間スタンドへ。誰もが思い描き、期待していた結末を現実のものにしてみせた。
この打席を振り返った柳田は、「ファンの方がすごい残ってくれていたので、残ってくれたファンのために打とうと思った結果が最高の結果になってくれた」と語り、ファンへの感謝を述べた。
セ・リーグの年間大賞は、10月2日(金)に神宮球場で行なわれた阪神戦で、チームを優勝へ導くサヨナラタイムリーを放ったヤクルト・雄平が受賞。こちらも嬉しい初受賞となった。
勝つか引き分けでヤクルト14年ぶりのリーグ制覇が決まるという大一番。CS争いで負けられない阪神も一歩も譲らず、試合は1-1で延長戦に突入する。
迎えた11回、二死一三塁で打席に入った雄平は、この日はリリーフ登板となったベテラン左腕の能見篤史から一塁線を破るヒット。三塁走者の川端慎吾が生還し、その瞬間、ヤクルトの14年ぶりのリーグ優勝が決定した。
「チームのこの試合にかける思いが乗り移った」と語る雄平。人生で初めてのサヨナラ打が年間大賞に輝き、「今後もこのような賞をいただけるように精進してがんばっていきたい」と述べた。
なお、今年で7回目を数える「スカパー!サヨナラ賞・年間大賞」。過去を見るとソフトバンク勢が圧倒的に強さを誇っており、柳田の受賞により昨年の松田宣浩からソフトバンク勢が2年連続で受賞。2010年の小久保裕紀、2011年の松田と合わせて7年間で4度目の受賞となった。
一方、ヤクルト勢は7回目にして初めての年間大賞受賞となっている。過去の年間大賞の受賞者は以下の通り。
セ:亀井義行(巨人)
パ:井口資仁(ロッテ)
<2010年>
セ:天谷宗一郎(広島)
パ:小久保裕紀(ソフトバンク)
<2011年>
セ:長野久義(巨人)
パ:松田宣浩(ソフトバンク)
<2012年>
セ:和田一浩(中日)
パ:中田翔(日本ハム)
<2013年>
セ:長野久義(巨人)
パ:浅村栄斗(西武)
<2014年>
セ:福留孝介(阪神)
パ:松田宣浩(ソフトバンク)
<2015年>
セ:雄平(ヤクルト)
パ:柳田悠岐(ソフトバンク)
「最後の一球まで何が起こるかわからない」のが野球の醍醐味であり、その象徴的なプレーである“サヨナラ打”を称える「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞」。「年間大賞」は今年で7年目を迎え、2012年からは月間の表彰もスタートしている。
パ・リーグの年間大賞は、8月11日(火)にヤフオクドームで行なわれたオリックス戦の9回に起死回生の逆転サヨナラ3ランを放ったソフトバンクの柳田悠岐のが受賞。自身初となる年間大賞に輝いた。
その日のソフトバンクは2-6と4点ビハインドで9回を迎えた。受賞した柳田も、その時は「無理やなあ…という雰囲気」であったことを正直に明かしている。
ところが、二死満塁から中村晃のタイムリーで2点を返して4-6。なおも二死一二塁、一発逆転という最高の条件で柳田に打席が回る。
柳田はオリックス・佐藤達也が投じた高めの速球を振り抜くと、打球は右中間スタンドへ。誰もが思い描き、期待していた結末を現実のものにしてみせた。
この打席を振り返った柳田は、「ファンの方がすごい残ってくれていたので、残ってくれたファンのために打とうと思った結果が最高の結果になってくれた」と語り、ファンへの感謝を述べた。
セ・リーグの年間大賞は、10月2日(金)に神宮球場で行なわれた阪神戦で、チームを優勝へ導くサヨナラタイムリーを放ったヤクルト・雄平が受賞。こちらも嬉しい初受賞となった。
勝つか引き分けでヤクルト14年ぶりのリーグ制覇が決まるという大一番。CS争いで負けられない阪神も一歩も譲らず、試合は1-1で延長戦に突入する。
迎えた11回、二死一三塁で打席に入った雄平は、この日はリリーフ登板となったベテラン左腕の能見篤史から一塁線を破るヒット。三塁走者の川端慎吾が生還し、その瞬間、ヤクルトの14年ぶりのリーグ優勝が決定した。
「チームのこの試合にかける思いが乗り移った」と語る雄平。人生で初めてのサヨナラ打が年間大賞に輝き、「今後もこのような賞をいただけるように精進してがんばっていきたい」と述べた。
なお、今年で7回目を数える「スカパー!サヨナラ賞・年間大賞」。過去を見るとソフトバンク勢が圧倒的に強さを誇っており、柳田の受賞により昨年の松田宣浩からソフトバンク勢が2年連続で受賞。2010年の小久保裕紀、2011年の松田と合わせて7年間で4度目の受賞となった。
一方、ヤクルト勢は7回目にして初めての年間大賞受賞となっている。過去の年間大賞の受賞者は以下の通り。
「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」歴代受賞者
<2009年>セ:亀井義行(巨人)
パ:井口資仁(ロッテ)
<2010年>
セ:天谷宗一郎(広島)
パ:小久保裕紀(ソフトバンク)
<2011年>
セ:長野久義(巨人)
パ:松田宣浩(ソフトバンク)
<2012年>
セ:和田一浩(中日)
パ:中田翔(日本ハム)
<2013年>
セ:長野久義(巨人)
パ:浅村栄斗(西武)
<2014年>
セ:福留孝介(阪神)
パ:松田宣浩(ソフトバンク)
<2015年>
セ:雄平(ヤクルト)
パ:柳田悠岐(ソフトバンク)