ニュース 2015.12.03. 18:30

流出阻止への“誠意”…ドジャースがグリンキーへ「年平均43億円」を提示!?

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今オフFA市場の目玉・グリンキー。その金額にも注目が集まる[Getty images]
 MLBのストーブリーグが、今年も盛り上がっている。

 現地時間1日(日本時間2日)、レッドソックスがブルージェイズをFAとなっていた左腕デービッド・プライスの獲得を発表。契約は7年総額2億1700万ドル(約266億9000万円)と複数メディアで報じられている。

 この超大型契約は、ドジャースのクレイトン・カーショーが結んだ7年2億1500万ドルを抜いてMLBの投手史上最高額に。また、年平均でも3100万ドル(約38億1000万円)となり、カーショーの3070万ドルを抜いてメジャーの投手史上最高額となった。

 目の飛び出るような金額の話であるが、今年のFA市場には今回のプライスの契約を超えるかもしれないと言われる選手がまだ存在している。ドジャースをFAになったザック・グリンキーだ。

 2009年のサイ・ヤング賞右腕は、今シーズンも19勝3敗、防御率1.66と驚異的な成績をマーク。ここ8年連続で2ケタ勝利を挙げ、8年間で121勝を積み上げたリーグ屈指の好投手である。

 グリンキーを巡っての争奪戦で、積極的な動きを見せているのがサンフランシスコ・ジャイアンツ。同地区所属の永遠のライバルである。

 今後はこの2チームによる一騎打ちになると見られており、ドジャースとしては他はあってもジャイアンツへの移籍だけはなんとしても阻止しなければならないといった心持ち。そこでチームはグリンキー流出を阻止すべく、驚くべき金額が提示される可能性があると多くの専門家が見解を述べている。

 『ニューヨーク・デイリー・ニュース』のマーク・フェインサンド記者は、自身のTwitterで「とある関係者の話」としてツイートを投稿。そこには「6年総額2億1000万ドル(約259億3000万円)程度の契約が提示される可能性がある」と記されている。

 総額ではプライスの契約に及ばないものの、期間が1年短い6年契約でのもの。年平均にすると3500万ドル(約43億2000万円)となり、プライスとミゲル・カブレラ(タイガース)の年平均3100万ドルをも更新。投手どころかメジャー全体のトップに躍り出ることになる。

 その他にも『ESPN.com』のジェリー・クラスニック記者は「5年から6年の契約で、年平均3150万ドル~3200万ドル程度」を希望していると関係者談をツイートしており、いずれにしてもかなりの規模の契約となりそうだ。

 果たして、来季のザック・グリンキーはいくら手にするのか…。今オフ最大の目玉とされるこの男の動向から目が離せない。

ザック・グリンキー

出身:アメリカ
生年月日:1983年10月21日(32歳)
投打:右投右打
ポジション:投手
[今季成績] 32試(222回2/3) 19勝3敗 奪三200 四球40 防1.66 WHIP0.84
[通算成績] 364試(2094回2/3) 142勝93敗 奪三1887 四球508 防3.35 WHIP1.18

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