2015年のプロ野球、セントラル・リーグは東京ヤクルトスワローズが14年ぶりの優勝を果たした。
今シーズンは歴史的な大混戦となったセ・リーグ。優勝したヤクルトでも一時は最下位に沈んでいた時期があり、かと思えば前半戦を首位で折り返したDeNAが終わってみれば最下位にいるなど、連勝・連敗で順位が毎日のように入れ替わるというめまぐるしい日々を送った。
『混セ』の象徴的なシーンといえば、7月3日終了時点の順位表にある。なんとセ・リーグの全球団が勝率5割を下回り、借金を抱えるというプロ野球史上初の珍事が起こった。
原因となったのは、11年目を迎えたセ・パ交流戦。今年から総当りの2連戦の24試合制をやめ、3連戦×6の18試合制に縮小された。今年からホーム/ビジターの総当りという概念もなくなっている。
そんな生まれ変わった交流戦でも、セ・リーグは大苦戦。全体で44勝61敗3分と大きく負け越したことに加え、交流戦前に貯金を稼いでいたDeNAが3勝14敗1分、巨人も7勝11敗と奮わなかったため、このような事態が起こってしまった。
7月3日終了時の順位表を見てみると、1位から5位までが0.5ゲーム差の中にひしめくという、もはや異常事態。この頃には『混セ』という言葉が当たり前のように用いられ、全チームが借金ということから『セ界恐慌』や、『セ界 NO OWARI』などという“新語”も誕生した。
ちなみに、全チーム借金という状況は、後半戦開幕直後の7月21日にも起こっている。我々はプロ野球史上初の異常事態を、1年のうちに2度も目撃することができたのだ。
果たして、来年はどんなドラマが生まれるのか…。プロ野球の2016年シーズンは3月25日に開幕する。
今シーズンは歴史的な大混戦となったセ・リーグ。優勝したヤクルトでも一時は最下位に沈んでいた時期があり、かと思えば前半戦を首位で折り返したDeNAが終わってみれば最下位にいるなど、連勝・連敗で順位が毎日のように入れ替わるというめまぐるしい日々を送った。
『混セ』の象徴的なシーンといえば、7月3日終了時点の順位表にある。なんとセ・リーグの全球団が勝率5割を下回り、借金を抱えるというプロ野球史上初の珍事が起こった。
原因となったのは、11年目を迎えたセ・パ交流戦。今年から総当りの2連戦の24試合制をやめ、3連戦×6の18試合制に縮小された。今年からホーム/ビジターの総当りという概念もなくなっている。
そんな生まれ変わった交流戦でも、セ・リーグは大苦戦。全体で44勝61敗3分と大きく負け越したことに加え、交流戦前に貯金を稼いでいたDeNAが3勝14敗1分、巨人も7勝11敗と奮わなかったため、このような事態が起こってしまった。
7月3日終了時の順位表を見てみると、1位から5位までが0.5ゲーム差の中にひしめくという、もはや異常事態。この頃には『混セ』という言葉が当たり前のように用いられ、全チームが借金ということから『セ界恐慌』や、『セ界 NO OWARI』などという“新語”も誕生した。
ちなみに、全チーム借金という状況は、後半戦開幕直後の7月21日にも起こっている。我々はプロ野球史上初の異常事態を、1年のうちに2度も目撃することができたのだ。
果たして、来年はどんなドラマが生まれるのか…。プロ野球の2016年シーズンは3月25日に開幕する。