福岡ソフトバンクホークスの日本一連覇で幕を閉じた2015年のプロ野球。今年も様々な記録やドラマが誕生した。
2015年シーズンの開幕前、球界は空前の「男気」ブームの中にあった。
メジャーで5年連続2ケタ勝利を収めていた黒田博樹が、日本球界に『電撃復帰』。2015年は広島でプレーすることが決まった。年俸20億円とも言われる契約の提示があった中、年俸4億円の古巣に復帰した決断は「男気」として連日報道され、広島だけでなく日本中が黒田フィーバーに沸いた。
約8000席あった球団のシーズンシートが1月20日の時点で売り切れるなど、開幕前から異様な盛り上がりを見せた中、8年ぶりに日本で開幕を迎えた黒田は冷静に自らの仕事を全うする。
復帰後最初の公式戦となった3月29日のヤクルト戦、メジャーで培ってきた投球術で相手打線を翻弄。もはや代名詞となった左打者の内角をえぐりながらストライクゾーンへ入ってくる「フロントドア」も披露し、7回を5安打無失点に抑えた。
その後もローテーションの一角として投げ続けた黒田。途中に故障での離脱はあったものの、最終的には26試合に登板して11勝8敗、防御率2.55と申し分ない成績を残した。
復帰会見で、「カープのユニフォームを着て投げる方が、最後の1球になっても後悔は少ないと思って判断しました」と語った黒田。シーズン終了後は進退に注目が集まったが、来シーズンも現役を続行する決断をした。来年も魂込めた投球でチームを鼓舞する。
今年の『電撃復帰』といえば、黒田だけではなかった。9年ぶりの日本球界復帰となった“平成の怪物”こと松坂大輔だ。
復帰の舞台に選んだのは福岡。チャンピオンチームのソフトバンクに、3年総額12億円とも言われる大型契約で入団した。
ところが、キャンプ中にインフルエンザを発症すると、その後は右肩の故障で満足にボールを投げることができない状態に。結局8月には手術を受ける決断をし、その時点で松坂の復帰1年目が終了した。
復帰を目指してリハビリを続ける中、チームはパ・リーグを圧勝。日本シリーズも制して日本一連覇を成し遂げた。来年はその輪の中に加わることができるのか…。松坂の“リベンジ”に期待したい。
また、このオフには和田毅のソフトバンク復帰が決定し、藤川球児が四国IL・高知を経て阪神への復帰が決まった。新たな『電撃復帰』組の活躍からも目が離せない。
2015年シーズンの開幕前、球界は空前の「男気」ブームの中にあった。
メジャーで5年連続2ケタ勝利を収めていた黒田博樹が、日本球界に『電撃復帰』。2015年は広島でプレーすることが決まった。年俸20億円とも言われる契約の提示があった中、年俸4億円の古巣に復帰した決断は「男気」として連日報道され、広島だけでなく日本中が黒田フィーバーに沸いた。
約8000席あった球団のシーズンシートが1月20日の時点で売り切れるなど、開幕前から異様な盛り上がりを見せた中、8年ぶりに日本で開幕を迎えた黒田は冷静に自らの仕事を全うする。
復帰後最初の公式戦となった3月29日のヤクルト戦、メジャーで培ってきた投球術で相手打線を翻弄。もはや代名詞となった左打者の内角をえぐりながらストライクゾーンへ入ってくる「フロントドア」も披露し、7回を5安打無失点に抑えた。
その後もローテーションの一角として投げ続けた黒田。途中に故障での離脱はあったものの、最終的には26試合に登板して11勝8敗、防御率2.55と申し分ない成績を残した。
復帰会見で、「カープのユニフォームを着て投げる方が、最後の1球になっても後悔は少ないと思って判断しました」と語った黒田。シーズン終了後は進退に注目が集まったが、来シーズンも現役を続行する決断をした。来年も魂込めた投球でチームを鼓舞する。
今年の『電撃復帰』といえば、黒田だけではなかった。9年ぶりの日本球界復帰となった“平成の怪物”こと松坂大輔だ。
復帰の舞台に選んだのは福岡。チャンピオンチームのソフトバンクに、3年総額12億円とも言われる大型契約で入団した。
ところが、キャンプ中にインフルエンザを発症すると、その後は右肩の故障で満足にボールを投げることができない状態に。結局8月には手術を受ける決断をし、その時点で松坂の復帰1年目が終了した。
復帰を目指してリハビリを続ける中、チームはパ・リーグを圧勝。日本シリーズも制して日本一連覇を成し遂げた。来年はその輪の中に加わることができるのか…。松坂の“リベンジ”に期待したい。
また、このオフには和田毅のソフトバンク復帰が決定し、藤川球児が四国IL・高知を経て阪神への復帰が決まった。新たな『電撃復帰』組の活躍からも目が離せない。