3年連続の開幕投手へ視界良好
巨人の菅野智之投手が14日、紅白戦に先発登板し2回を無安打無失点。3年連続の開幕投手へ向け、順調ぶりをアピールした。
実戦初登板となったエースは直球中心の組み立て。初回は1番立岡を遊飛、2番重信を投ゴロ、3番亀井を二ゴロと、わずか11球で片付けた。2回は4番村田をスライダーで空振り三振。続く新加入のクルーズも投ゴロに仕留めるなど、2イニングで1本のヒットも許さなかった。
エースは登板後「制球にばらつきがありました」と課題を挙げたものの、見守っていた長嶋茂雄終身名誉監督は「やっぱりいいなぁ」と絶賛。仕上がりの早さを強調しながら、「球が速いし、投手陣の中では巨人ナンバー1。そういうボールを投げていた」とべた褒めだった。
野手陣については「まだ良かったり悪かったり。3月の試合に入ってからでしょうね」と分析。今季から指揮を執る高橋由伸新監督については「若い監督なので、勝ち負けにこだわってドンドンやってほしい」とエールを送った。
巨人は14日で宮崎キャンプを打ち上げ、16日からは沖縄に場所を移し実戦メインでの調整を行う。