シュートが冴え、決定打を許さず
ヤクルトのドラ1右腕・原樹理投手が21日、阪神とのオープン戦(浦添)に先発登板し、2回無失点と好投した。
原は初回、一死一、三塁のピンチを作ったが、4番陽川をシュートで見逃し三振に仕留め2アウト。続くペレスに対してもフルカウントから外角いっぱいにシュートを投げ込み、二者連続の見逃し三振でピンチを脱した。
2回も先頭打者の6番梅野に対し、シュートでバットをへし折り三ゴロ。原は走者を背負ってからも慌てることなく、2回32球を投げ、3安打2三振無失点。プロ初登板で先発ローテーション入りをアピールした。
マウンドを降りた原は「ゼロに抑えることが目標だったので、それを達成できてよかった」とホッとした表情。「両サイドの変化球が自分の持ち味。今日はシュートボールが結構決まっていたので自信になりました」と手応えを口にした。
それでも、「今日は2回で3本もヒットを打たれた。次はもう少し落ち着いてできると思う」とドラ1右腕。目標である開幕ローテーション入りへ向け、「チームの2連覇に少しで貢献できるようにやっていきたい」と力を込めた。