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早くも開幕ローテ当確!? “3年目の正直”を期すヤクルト・杉浦稔大

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ヤクルト・杉浦稔大【写真は2016年】

ケガに泣いた2年間も、評価は上昇中...?


 2年間で積み上げた勝利は3つ。1年目から背番号「18」を与えられ、大きな期待をかけられた男としては物足りない2年間だった。

 杉浦稔大、2013年のドラフト1位でヤクルトに入団した189センチの大型右腕。ドラフトでは大瀬良大地を外したヤクルトと松井裕樹を外したソフトバンクの間で競合となり、抽選の結果ヤクルトが交渉権を獲得した。

 長身としなやかな腕さばきが特徴で、豊かな将来性を秘めながら即戦力としても注目を集めたが、プロ入り後はじめてのキャンプで異変が発覚する。

 右ヒジを痛めてチームを離れると、後に靭帯の断裂が判明。手術は回避しながらリハビリに励み、7月の二軍戦で復帰を果たすと、9月10日のDeNA戦でプロ初登板・初先発。9月24日の広島戦で初勝利をマークした。

 1年目は4試合の登板に留まったものの、可能性を感じさせる投球を披露。スタートで大きく躓きながらも、2年目には新人王候補として名前が挙がるほどに評価を上げていた。

 しかし、2年目もケガに泣かされることになる。

 開幕ローテーションの一角として迎えた2年目は、味方の援護にも恵まれず、開幕から3連敗。勝ちがつかないまま4月末に右肩の違和感で戦線離脱すると、またしても長期離脱を強いられることになってしまった。

 9月下旬に復帰すると、優勝争い真っ只中のチームでリリーフ1試合を含む3試合に登板し、1勝0敗。安定した投球を披露し、その後のCS、日本シリーズでも先発を任された。

 ヒジの不安と戦いながらも、最終的には評価を上げて締めくくる…。杉浦はそんな“奇妙”なシーズンを2年続けた。


「ローテーションとして期待」…真中監督も太鼓判


 そんな男が迎えた3度目のキャンプ。ここでも首脳陣の評価はうなぎ登りだ。

 7日に行われたフリー打撃に登板すると、大学の先輩に当たる谷内亮太と上田剛史に対して40球を投げ込み、安打性はわずかに2本ずつ。取り組み中の新球・カットボールも披露し、見守った真中満監督も「コーナーにしっかりと投げていた。開幕ローテーションとして期待している」と笑顔を見せた。

 さらに13日の練習試合・DeNA戦で先発を任されると、2回を打者7人、無安打で3奪三振の快投。「思ったよりスムーズに試合感覚を思い出せた」と初実戦の手応えを語った。


 セ・リーグ連覇と、昨年届かなかった日本一へ向けて、昨年からの上積みは不可欠。そんな中で守護神・バーネットを失い、補強は助っ人3人に留まった投手陣だけに、杉浦の開花に期待する声は大きい。

 ケガに泣いた2年間からの脱却、そして“3年目の正直”へ…。ヤクルトの背番号「18」が燕軍団の命運を握る。


▼ 杉浦稔大
生年月日:1992年2月25日(23歳)
出身:北海道
経歴:帯広大谷高-国学院大
ポジション:投手
身長/体重:189センチ/86キロ
投打:右投右打
[NPB通算] 11試(60回) 3勝5敗 奪三53 防3.15
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