今季から投手キャプテンに就任した広島の福井優也。27日に行われた日本ハムとの練習試合では、大谷翔平から空振り三振を奪うなど、3回を無安打、無失点と好投した。対外試合2試合で合計6回無失点と、安定した投球を披露している。
先発の柱として期待される福井だが、プロ入り後の成績と成長過程が日米通算193勝を挙げている黒田博樹にどことなく似ている。
福井の5年間の成績を振り返ると、1年目の11年は8勝10敗と負け越したが、1年間ローテーションを守り抜き、規定投球回に到達。同年のドラフトで野村祐輔が加入し、野村、前田健太ともに広島の先発陣を支える活躍が期待されたが、2年目は2勝止まり。3年目の13年はリリーフに転向するも、12試合に登板して0勝。伸び悩み気味だったが14年に2年ぶりに勝利を挙げるなど4勝をマークすると、昨季は自己最多の9勝と一気に飛躍。今季6年目を迎える。
一方の黒田はというと、福井と同じように1年目は6勝9敗と負け越すも、規定投球回に到達。2年目は“2年目のジンクス”にはまり、1勝で終える。3年目に5勝、4年目に9勝をマークし、5年目に自身初となる二ケタ12勝を記録した。
黒田が5年目に二ケタ勝利を記録した以外は、似たような成績を残している。特に2人に共通していたことは、力強いストレートを持ちながらも、コントロールが悪かったところ。福井は1年目にリーグワーストの68四球を与え、2年目以降は制球に苦しみ、殻を破れていないところがあった。昨季日本球界に復帰した黒田も、福井の投球を見て、自分の若い頃に似ていると話していたほどだ。
黒田が制球難を克服し、球界を代表する投手に成長していったように、福井も制球に苦しむ場面はあるが、それに動じることなく力強いストレートで相手打線をねじ伏せられるようになった。昨年5月17日のDeNA戦では、6四死球を与えながらも7回途中1失点に抑え勝利投手になっている。
今季は前田健太が大リーグ・ドジャースへ移籍し、大瀬良大地が右肘の故障で開幕が絶望的。その中で、福井にかかる期待は大きい。若い頃の黒田に似た投球スタイルの福井は、6年目の今季初の二ケタ勝利を記録したいところだ。
先発の柱として期待される福井だが、プロ入り後の成績と成長過程が日米通算193勝を挙げている黒田博樹にどことなく似ている。
福井の5年間の成績を振り返ると、1年目の11年は8勝10敗と負け越したが、1年間ローテーションを守り抜き、規定投球回に到達。同年のドラフトで野村祐輔が加入し、野村、前田健太ともに広島の先発陣を支える活躍が期待されたが、2年目は2勝止まり。3年目の13年はリリーフに転向するも、12試合に登板して0勝。伸び悩み気味だったが14年に2年ぶりに勝利を挙げるなど4勝をマークすると、昨季は自己最多の9勝と一気に飛躍。今季6年目を迎える。
一方の黒田はというと、福井と同じように1年目は6勝9敗と負け越すも、規定投球回に到達。2年目は“2年目のジンクス”にはまり、1勝で終える。3年目に5勝、4年目に9勝をマークし、5年目に自身初となる二ケタ12勝を記録した。
黒田が5年目に二ケタ勝利を記録した以外は、似たような成績を残している。特に2人に共通していたことは、力強いストレートを持ちながらも、コントロールが悪かったところ。福井は1年目にリーグワーストの68四球を与え、2年目以降は制球に苦しみ、殻を破れていないところがあった。昨季日本球界に復帰した黒田も、福井の投球を見て、自分の若い頃に似ていると話していたほどだ。
黒田が制球難を克服し、球界を代表する投手に成長していったように、福井も制球に苦しむ場面はあるが、それに動じることなく力強いストレートで相手打線をねじ伏せられるようになった。昨年5月17日のDeNA戦では、6四死球を与えながらも7回途中1失点に抑え勝利投手になっている。
今季は前田健太が大リーグ・ドジャースへ移籍し、大瀬良大地が右肘の故障で開幕が絶望的。その中で、福井にかかる期待は大きい。若い頃の黒田に似た投球スタイルの福井は、6年目の今季初の二ケタ勝利を記録したいところだ。