2010年のドラフト会議で世間を沸かせた“早大トリオ”の斎藤佑樹(日本ハム)、大石達也(西武)、福井優也(広島)はプロ生活5年目まで終えた。
この3人の中で、最も活躍しているのは福井だろう。プロ1年目に8勝10敗、防御率4.12の成績を残した。2年目以降は制球難から成績を落とし、一時はリリーフに転向する時期などもあったが、4年目の後半から先発ローテに再び入り4勝をマーク。5年目の今季は、四球を出しても崩れるケースが少なくなり自己最多の9勝を挙げた。通算勝利数は23勝と3人の中では一番多い。
高校時代から“ハンカチ王子”フィーバーが巻き起こるなど圧倒的な人気を誇った斎藤は1年目に6勝6敗、防御率2.69を記録。2年目は開幕投手を務めたが、5勝に終わる。この年を境に故障などで苦しみ、0勝、2勝、1勝とこの3年間で勝ち星はわずかに3つしか挙げられていない。今季は先発だけでなく、一時リリーフに配置転換ということもあった。
ドラフト会議で6球団競合の末に西武に入団した大石は、大学時代の輝きを放てずに5年が過ぎた。それでも12年に24試合に登板して、防御率2.75。翌13年はシーズン序盤に抑えを務めるなど、一軍定着できるチャンスはあった。ただ、右肩痛など故障の離脱が多い。一軍でプレーするためにも、故障を少なくしなければならない。
斎藤、福井、大石の3人は来季で6年目を迎え、年齢的にも若手から中堅に差し掛かってくる。チームとしても、若手選手と力が同等であれば、彼らよりも若い選手に一軍の経験を与えたいはず。そうなると、与えられた少ないチャンスで期待に応えなければならなくなる。福井は今季飛躍のきっかけを作るシーズンとなったが、斎藤、大石の2人もそろそろ結果を残したいところだ。
【早大トリオのプロ通算成績】
斎藤佑樹(日本ハム)
通算成績:57試 14勝19敗0S 防3.97
大石達也(西武)
通算成績:64試 1勝6敗8S 防4.38
福井優也(広島)
通算成績:88試 23勝26敗 防4.22
この3人の中で、最も活躍しているのは福井だろう。プロ1年目に8勝10敗、防御率4.12の成績を残した。2年目以降は制球難から成績を落とし、一時はリリーフに転向する時期などもあったが、4年目の後半から先発ローテに再び入り4勝をマーク。5年目の今季は、四球を出しても崩れるケースが少なくなり自己最多の9勝を挙げた。通算勝利数は23勝と3人の中では一番多い。
高校時代から“ハンカチ王子”フィーバーが巻き起こるなど圧倒的な人気を誇った斎藤は1年目に6勝6敗、防御率2.69を記録。2年目は開幕投手を務めたが、5勝に終わる。この年を境に故障などで苦しみ、0勝、2勝、1勝とこの3年間で勝ち星はわずかに3つしか挙げられていない。今季は先発だけでなく、一時リリーフに配置転換ということもあった。
ドラフト会議で6球団競合の末に西武に入団した大石は、大学時代の輝きを放てずに5年が過ぎた。それでも12年に24試合に登板して、防御率2.75。翌13年はシーズン序盤に抑えを務めるなど、一軍定着できるチャンスはあった。ただ、右肩痛など故障の離脱が多い。一軍でプレーするためにも、故障を少なくしなければならない。
斎藤、福井、大石の3人は来季で6年目を迎え、年齢的にも若手から中堅に差し掛かってくる。チームとしても、若手選手と力が同等であれば、彼らよりも若い選手に一軍の経験を与えたいはず。そうなると、与えられた少ないチャンスで期待に応えなければならなくなる。福井は今季飛躍のきっかけを作るシーズンとなったが、斎藤、大石の2人もそろそろ結果を残したいところだ。
【早大トリオのプロ通算成績】
斎藤佑樹(日本ハム)
通算成績:57試 14勝19敗0S 防3.97
大石達也(西武)
通算成績:64試 1勝6敗8S 防4.38
福井優也(広島)
通算成績:88試 23勝26敗 防4.22