ドラ4戸柱、3投手を完封リレーに導く
DeNAは2日、ヤクルトとのオープン戦(横浜)に9-0で快勝。先発したドラフト1位の今永昇太投手が5回を無失点。同じくスタメン出場した同3位の柴田竜拓内野手、同4位の戸柱恭孝捕手もそれぞれ結果を残し、開幕一軍入りをアピールした。
先発の今永は立ち上がりからエンジン全開。初回、3番山田を伸びのある直球で空振り三振に仕留めると、2回は二塁手・飛雄馬の好プレーに救われ連続無失点。その後も4番バレンティンからチェンジアップで空振り三振を奪うなど強気の投球を続け、テンポ良くスコアボードに『0』を並べた。
今永は予定の5イニングを、被安打1、奪三振4、失点0のナイスピッチング。これで実戦登板は、3回無失点の韓国・起亜戦(2月17日)、4回無失点の韓国・サムスン戦(2月23日)に続き、12イニング連続無失点となった。
先発マスクを被ったのは、今永の駒沢大時代の先輩にあたる戸柱。こちらは後輩左腕の好投を引き出しただけではなく、2番手の小杉、3番手の須田も好リードし、投手陣を完封リレーに導いた。打っても2安打2得点とチャンスメイク。攻守で存在感を発揮し、首脳陣に開幕マスクを強烈にアピールした。
9番に入った柴田も攻守に渡り躍動。打席では2度のバント失敗もあったが、ミスを取り返す粘り強さを見せ2安打2打点。守っても遊撃、二塁守備を軽快にこなし、フル出場で存在感を示した。
横浜スタジアムには平日昼間にもかかわらず、1万5千人を超えるファンが集結。オープン戦今季初開催の本拠地で、新人トリオが揃って結果を残した。