エースが順調な仕上がりを披露
4年連続での開幕投手が内定している楽天の則本昂大が4日、倉敷で行われたオープン戦で西武相手に好投。3イニングを43球、2安打1四球無失点と、オープン戦初登板で上々の滑り出しを見せた。
則本がエースとしての存在感を示したのは2回。先頭の浅村に中前打を許すと、続く竹原にストレートの四球を与えて無死一二塁のピンチを招く。しかし、バントを試みた木村昇をスライダーで追い込むと、最後はフォークボールで空振りの三振に斬ってとった。結局、後続の木村文と熊代も凡打に抑え、唯一のピンチを無失点で切り抜けた。
試合は、楽天打線が立ち上がりから西武先発の高橋光成を攻め立てると、藤田の適時二塁打やメジャー162発の実績を持つ新外国人・ゴームズの来日初アーチなどで初回に3点を先取。ゴームズは、高橋光の「内寄りのストレート」を左翼席まで放り込む“来日初アーチ”で、そのパワーを見せつけた。
その後も、レギュラー奪取をめざす岡島や、ルーキー捕手の足立祐一が猛打賞の活躍。終わってみれば14安打を放った楽天が2ケタ得点を記録し、11-2で快勝した。