左右両打席でクリーンヒット
楽天の松井稼頭央外野手が5日、ソフトバンクとのオープン戦(倉敷)に「6番・左翼」で実戦初スタメン。2回の第1打席で左安を放ち、実戦初打席から3打席連続安打をマークした。
松井稼は0-1で迎えた2回、二死走者なしの場面でソフトバンク先発・バンデンハークと対戦。2ストライクと追い込まれたあとの変化球を左前へ運び、昨季9勝0敗の“無敗男”からチーム初安打をマークした。5回の第2打席は、2番手左腕・嘉弥真の前に二ゴロ。この日は2打数1安打の成績で、6回表の守備からベンチに退いた。
今季で41歳を迎えるベテランは、4日の西武戦(倉敷)で実戦初出場。二死一、二塁の6回に代打で登場すると、西武の3番手右腕・岡本洋から、左翼線への適時二塁打をマーク。8回には5番手左腕の小石から中安を放ち、さっそく左右両打席で快音を残した。
松井稼は久米島キャンプ終了後、実戦メインの一軍メンバーと別れ二軍で調整。倉敷遠征に合わせ今月1日に一軍再合流し、3月25日の開幕戦に備えていた。
注目の高卒1位ルーキー・オコエ瑠偉も、「打席での間の取り方など、稼頭央さんにはいろいろとアドバイスをもらっています」と感謝。衰え知らずのベテランが、最下位脱出を目指すチームを背中で引っ張っている。