前回は乱調も、課題修正し無四死球
日本ハムの高梨裕稔投手が10日、西武とのオープン戦(鎌ケ谷)に2番手で登板し、4回を3安打6奪三振1失点と好投。先発ローテーション入りに向け、順調ぶりをアピールした。
高梨は先発の吉川に代わり、1-0の3回から2番手として登板。4回に4番山川に同点ソロを浴びたが、4イニングで6三振を奪うなど、危なげない投球を披露した。
2日の巨人戦(札幌ドーム)では、2イニングで58球を要し4四死球を献上。しかし、この日は安定感を取り戻し無四死球。高梨は試合後「前回(巨人戦)はボールが先行して四死球で苦しんだが、真っ直ぐで空振りもファウルも取れた。フォークも決まっていたので、そこが今日の収穫です」と手応えを口にした。
昨年ファームで11勝を挙げた成長株は、フロリダキャンプから猛アピールを続け、オープン戦防御率はここまで3.00。一軍登板は通算2試合で0勝1敗だが、今シーズン大卒3年目右腕にかかる期待は大きい。
今後については「自分のピッチングをして、しっかりアピールしたい」と高梨。次回登板の結果次第では、開幕先発ローテーションに名を連ねそうだ。