いよいよ開幕!『春のセンバツ』
プロ野球開幕まであと1週間に迫る中、一足先に「第88回 選抜高校野球大会」が甲子園球場で幕を開ける。
今大会は、1924年に行われた第1回大会を制した高松商が20年ぶりに出場してくるほか、春連覇を目指す敦賀気比など、各地区を勝ち抜いた強豪が揃う。ハイレベルな春を制するのは一体どこなのか…。今から3月31日(木)の決勝が楽しみだ。
投手は大阪桐蔭・高山、創志学園・高田に注目!
神宮大会では、準決勝で高松商と対戦。のちに優勝するチームに敗れるも、9回から登板した高山は自己記録を5キロも更新する150キロを計測。2つの三振を奪う快投で、強烈なインパクトを与えた。
いまや強豪としてすっかり定着したチームのエースというところで嫌でも期待と注目度は高くなる。その中でチームを頂点へと導く投球ができるか。名門が誇る怪物左腕に注目だ。
もう一人が創志学園の高田萌生。「松坂2世」とも呼ばれる注目右腕だ。
1年時から公式戦に登板し、中心選手として活躍。昨秋の公式戦では12試合に登板し、11完投で3完封とまさにチームの大黒柱として投げ続けた。
地区代表を決める中国大会でも、準決勝で無四球完封、決勝で1失点完投とエースの仕事をきっちり遂行し、チームを甲子園へと導いた。「松坂2世」の聖地での投球にも期待がかかる。
野手では連覇を目指す敦賀気比の林中
エース・平沼翔太を擁し、昨年のセンバツを制した敦賀気比。夏も甲子園に出場し、秋の明治神宮大会でも準優勝。見事な戦績を残しているチームを引っ張る新チームの主将が林中勇輝だ。
神宮大会では13打数5安打、5打点と勝負強さを発揮。決勝の高松商戦でもチーム初安打となる安打に、追加点となる適時二塁打も放ったが、頂点には届かなかった。
悔しい秋の経験を糧に、春連覇への挑戦。1回戦で相まみえるのは、神宮大会の準々決勝で破った青森山田。いきなり厳しい戦いからのスタートとなる。
連覇を目指す敦賀気比と、チームを牽引する林中から目が離せない。