「これが僕のスタイル」。

　気温12.3度という寒さの中、半袖でプレーしたロッテの4番・デスパイネが26日の日本ハム戦、勝ち越しタイムリーを含む3安打2打点と、寒さを吹き飛ばす活躍でチームの勝利に貢献した。

　第1打席に左安を記録すると、1点を追う3回二死一塁の第2打席は、「良い感触だったけど、ノーパワーだった」と日本ハムの先発・メンドーサから左中間フェンス直撃の適時二塁打を放った。

　さらに同点で迎えた6回二死二塁の第3打席で、3番手の鍵谷陽平からセンターオーバーの勝ち越し適時二塁打。「マリンでなければ入っていた」と悔しがったが、これでデスパイネは、開幕から2試合連続で決勝打。

　試合後には、2試合連続でお立ち台に上がり、デスパイネが「デスパ！」とロッテファンに呼びかけ、ライトスタンドの応援団が「イイね！」というお馴染みのパフォーマンスも披露し、ファンを沸かせた。

　昨季は母国・キューバのリーグ戦に参戦したこともあり、シーズンが始まってからの来日となったが、今年は2月下旬に合流。開幕から“4番”がいるのは、チームにとってかなり心強い。