● エンゼルス 1 － 3 レッドソックス ○
＜現地時間8月10日　エンゼル・スタジアム＞

　レッドソックスの上原浩治が現地時間10日、エンゼルス戦の2点リードの9回に3番手として登板。前日、延長19回を戦った疲労感を感じさせない投球内容で、今季25セーブ目（5勝2敗）を挙げた。

　前日は今季メジャー最長となる延長19回を戦い、6時間半を超える熱戦に決着が付いたのはこの日の未明だった。上原自身も延長12回のマウンドに立ち、試合後は「延長19回までやりました…11時間後には試合が始まります…」と疲労困憊だったが、それでも再び上がった敵地でのマウンドで、安定感抜群のパフォーマンスを発揮した。

　上原は2点リードの9回、一死からヒットを打たれるも、その後は8番イアンネタ、一発のある代打・ハミルトンを連続三振。この日もフォーシームとスプリットのコンビネーションで、エンゼル打線の反撃を許さなかった。打者4人に対し、1被安打、2奪三振の危なげない内容で、防御率を1.32とした。

　チームも、前夜9投手をつぎ込んだ中、先発のデラロサが7回1失点と奮投。打線もスコアレスで迎えた8回に一挙3点を奪い、前夜のサヨナラ負けのショックを振り払う勝利を収めた。