虎の若き大砲、二軍でHR量産中
阪神の3年目・陽川尚将内野手が29日、ウエスタン・リーグのソフトバンク戦(タマスタ筑後)で豪快な4号2ランを放った。
陽川は「4番・一塁」でスタメン出場。1-0で迎えた3回、一死一塁の場面でソフトバンク先発・加治屋と対峙すると、3ボール2ストライクから、甘くなった変化球を強振。高々と舞い上がった打球は、左翼ポールを巻きながらスタンドに飛び込んだ。
今季は一軍キャンプでも持ち前の長打力をアピールしたが、主戦場とする一塁と三塁はライバルが多く、開幕は二軍。それでもウエスタン・リーグでは、この試合前まで9試合に出場し、打率.342、3本塁打、9打点をマーク。個人の得点能力を示すOPS(出塁率+長打率)では、驚異の1.007を記録していた。
一軍で活躍する高山、横田らに負けじと、右の和製大砲も二軍で猛アピールを続けている。