西武先発・バンヘッケンとは対戦済み
楽天のドラフト1位ルーキー・オコエ瑠偉外野手が、3日の西武戦(コボスタ宮城)に「2番・中堅」で先発出場することが決まった。
2日の試合後、梨田昌孝監督が「本拠地で起用して、(ファンに)生オコエを見せてあげたかった」と説明。注目のドラ1外野手が、いよいよ先発デビューを飾る。
タイミングも最高だ。週末のホームゲームで、すでに西武戦のカード勝ち越しは確定。さらに3日の予告先発・バンヘッケンとは、2月24日の練習試合で対戦済み。このときはバットを折られながらも2点適時打を放ち、すかさず二盗も決めた。
楽天は現在、開幕から中堅で先発出場を続けていた松井稼頭央が足を痛め、欠場を続けている。1日の西武初戦は2年目の福田将儀を起用し、この日は聖沢諒が「2番・中堅」でスタメン出場。選手のモチベーションを保ちながら2連勝をマークし、貯金を今季最多の「2」とした。
近鉄の監督時代は岩隈久志(現マリナーズ)、日本ハム時代は斎藤佑樹をデビュー戦勝利に導くなど、若手登用に定評のある楽天の新指揮官。用意周到でしたたか。梨田采配がパ・リーグをかき回す。