MVP、投手、新人の表彰選手が発表
現地時間5月2日(日本時間5月3日)、メジャーの月間表彰・各賞の受賞選手が発表。メジャー最初の月で素晴らしいパフォーマンスを見せたドジャースの前田健太の受賞に期待が高まったが、残念ながら前田の名前はなかった。
4月は5試合・32回を投げて3勝1敗、防御率1.41という好投を見せた前田。現地時間28日の登板では自身が降板後に中継ぎがつかまったため、初黒星に自責4がついたものの、その試合前までの防御率0.36はメジャートップの成績。さらにメジャーデビューとなったパドレス戦では自ら本塁打も放つなど、日本のみならずアメリカでも話題を振りまいた。
今回は惜しくも届かなかったマエケンだが、今後の活躍に期待したい。メジャー月間表彰の受賞選手は以下の通り。
覚醒した天才・ハーパーがMVP
栄えある月間MVPは、ア・リーグがオリオールズのマニー・マチャド、ナ・リーグはナショナルズのブライス・ハーパーがそれぞれ受賞した。
23歳のマチャドは月間打率.344、7本塁打、16打点と活躍。月間33安打はリーグトップだった。
そして同じく23歳のハーパーは、打率こそ.286も、9本塁打で24打点を記録。打点はマリナーズのロビンソン・カノ、カブスのアンソニー・リゾと並ぶメジャートップタイの数字。OPSは1.121を記録した。
今シーズン最初の月間MVPは若きスターが揃って受賞する結果となった。
ノーノー男が最優秀投手を受賞
月間最優秀投手は、ア・リーグがタイガースのジョーダン・ジマーマン、ナ・リーグはカブスのジェーク・アリエッタが受賞。
ナショナルズからタイガースに移籍したジマーマンは、開幕から3連勝&3試合連続無失点という快投を披露。最終的には月間5戦5勝、防御率は0.55という圧巻のピッチングを見せた。
カブスのアリエッタは、昨年の8月、9月から年を跨いで3カ月連続での受賞。こちらも月間5戦5勝を記録し、防御率は1.00と好投。21日のレッズ戦では自身2年連続となるノーヒットノーランも達成した。
やはり驚異の新人がマエケンのライバル
最後に月間最優秀新人。ア・リーグはレンジャーズのノマー・マザラ、ナ・リーグはロッキーズのトレバー・ストーリーがそれぞれ選出された。
21歳の外野手・マザラは17試合の出場で打率.333、2本塁打、7打点を記録。メジャーデビュー戦となった10日のエンゼルス戦では初本塁打含む3安打1打点という衝撃デビューを飾った。
そして衝撃デビューといえばこの人。ロッキーズのトレバー・ストーリーがナ・リーグの月間最優秀新人を獲得した。
マエケンの最大のライバルとなった男は開幕4戦連発の衝撃デビューを飾るなど、終わって見ればメジャートップタイの月間10本塁打を記録。24安打で三振は37とこちらもものすごい数字を残したが、それ以上のインパクトを残してみせた。
前田健太が所属するドジャースとは同リーグで同地区。前田健太には今後もこの男が立ちはだかる。