9回二死一塁から右翼線への二塁打!
マーリンズのイチローが15日(日本時間16日)、ピート・ローズのメジャー最多4256安打を上回る、日米通算4257安打目を放った。
イチローは敵地でのパドレス戦に「1番・右翼」で先発出場。パドレスの先発右腕・ペルドモの2球目を叩いた打球は一塁方向への弱いゴロをなったが、相手捕手・ノリスの処理が間に合わず、内野安打となった。
球場スクリーンにローズの記録に並んだことが紹介されると、敵地ファンからも拍手が。イチローは続くプラードの中前打で二塁へ進むと、3番イエリッチ左前適時打で先制ホームを踏んだ。
その後の3打席は凡退したが、3-6で迎えた9回、二死一塁の場面で抑え右腕のロドニーと対戦。2ボール1ストライクからの4球目の打った打球は、右翼線を痛烈に破る二塁打となった。
イチローが悠々と二塁ベースへ到達すると、再び球場スクリーンにローズ超えを伝える「4257安打」の文字が。レジェンドは鳴りやまぬ拍手に対し、ヘルメットを取り感謝の意を示した。
イチローはオリックスで1278安打を放ち、2001年にメジャーへ移籍。これまでマリナーズ、ヤンキース、マーリンズの3球団でプレーし、メジャー通算でも2979安打をマーク。節目の3000安打まで、こちらも残り21本としている。
この試合のイチローは5打数2安打で打率は.349。チームは先発のニコリーノが5回途中5失点と崩れ、3-6で敗れた。