投打がかみ合わない巨人。チーム得点リーグワーストの221得点、リーグ3位のチーム打率.244が、チーム低迷の大きな原因になっている。そんな巨人に“救世主”が現れた。ドラフト5位ルーキーの山本泰寛だ。
4月30日にプロ初昇格すると、プロ初出場となった5月1日のヤクルト戦で、プロ初打席で初安打を記録。しかし、5月4日に一軍登録を抹消された。それでも二軍では、打率.274、1本塁打、22打点の成績を残し、6月11日にふたたび一軍に昇格。再昇格後は、覚醒したかのように打ちまくっている。「8番・二塁」で出場した18日のロッテ戦で4打数2安打を記録すると、1番で出場した翌19日の同カードでも、2安打と2試合連続でマルチ安打を記録した。再昇格後は15打数6安打、打率.400と結果を残し存在感を見せる。
山本といえば、高橋由伸監督と同じ慶大出身。決して派手さはないが、バットコントロールが巧みで、足も速く、守備は天下一品。二塁、三塁など、内野ならどこでもできるユーティリティさも魅力的だ。
慶大からプロ野球選手になった選手を振り返ると、意外と多い。近年では白村明弘(日本ハム)がそうだ。14年にプロし、昨季は主に中継ぎで50試合に登板した。西武で活躍した佐藤友亮は、いぶし銀の働きを見せた。01年に入団し、西武一筋12年。通算打率は.255だが、04年には規定打席不足ながら、打率.317をマーク。外野だけでなく、二塁も守れるユーテリティプレーヤーだった。現在は38歳で、西武の一軍外野守備走塁コーチを務める。
そして、渡辺泰輔投手も慶大出身だ。65年に南海に入団し、プロ8年間で54勝をマーク。プロ2年目の66年にはリーグ最多の8完封勝利で16勝を上げた。ただ、渡辺が有名になったのは、プロ入り前の慶大時代の63年春季リーグ戦、立大戦で史上初の完全試合を達成したことだろう。
今季慶大からプロ入りを果たした山本。故障で正二塁手のクルーズが不在の中、大きな期待をかけられている。大学OBの高橋監督も、後輩の成功を心から祈っているに違いない。
4月30日にプロ初昇格すると、プロ初出場となった5月1日のヤクルト戦で、プロ初打席で初安打を記録。しかし、5月4日に一軍登録を抹消された。それでも二軍では、打率.274、1本塁打、22打点の成績を残し、6月11日にふたたび一軍に昇格。再昇格後は、覚醒したかのように打ちまくっている。「8番・二塁」で出場した18日のロッテ戦で4打数2安打を記録すると、1番で出場した翌19日の同カードでも、2安打と2試合連続でマルチ安打を記録した。再昇格後は15打数6安打、打率.400と結果を残し存在感を見せる。
山本といえば、高橋由伸監督と同じ慶大出身。決して派手さはないが、バットコントロールが巧みで、足も速く、守備は天下一品。二塁、三塁など、内野ならどこでもできるユーティリティさも魅力的だ。
慶大からプロ野球選手になった選手を振り返ると、意外と多い。近年では白村明弘(日本ハム)がそうだ。14年にプロし、昨季は主に中継ぎで50試合に登板した。西武で活躍した佐藤友亮は、いぶし銀の働きを見せた。01年に入団し、西武一筋12年。通算打率は.255だが、04年には規定打席不足ながら、打率.317をマーク。外野だけでなく、二塁も守れるユーテリティプレーヤーだった。現在は38歳で、西武の一軍外野守備走塁コーチを務める。
そして、渡辺泰輔投手も慶大出身だ。65年に南海に入団し、プロ8年間で54勝をマーク。プロ2年目の66年にはリーグ最多の8完封勝利で16勝を上げた。ただ、渡辺が有名になったのは、プロ入り前の慶大時代の63年春季リーグ戦、立大戦で史上初の完全試合を達成したことだろう。
今季慶大からプロ入りを果たした山本。故障で正二塁手のクルーズが不在の中、大きな期待をかけられている。大学OBの高橋監督も、後輩の成功を心から祈っているに違いない。