シーズンも折り返し!後半戦の注目ポイントは?
プロ野球開幕から早3カ月――。交流戦も終了し、今日からリーグ戦の戦いが再スタートする。
各チームが70試合前後を消化し、長いシーズンもいよいよ折り返し。ここでは、この後のプロ野球界における「注目トピックス」を日程ごとにまとめてみた。
7月15日・16日 「マツダオールスターゲーム2016」
先日ファン投票の最終中間発表が行われ、最終結果の発表は6月27日(月)を予定。選手間投票や監督選抜も含めた全メンバーの発表は7月4日(月)に発表となる。
通算成績ではパ・リーグが80勝77敗11分とやや優勢も、2010年以降で見ると5勝8敗2分と苦戦が続く。交流戦で見せた勢いそのままに、今年こそセ・リーグを圧倒することができるだろうか。
また、7月14日(木)には若手の登竜門「プロ野球フレッシュオールスターゲーム2016」が倉敷で開催。昨年は台風の影響で中止となったため、2年ぶりの開催となる。
イチローや青木宣親など、後のスターを数多く輩出してきた若手選手たちの祭典からも目が離せない。
7月31日 「デッドライン・デー」
日本ではあまり馴染みがないかもしれない「デッドライン」という言葉。言い換えるとトレードなどによる選手獲得期限のことを指す。
この日を過ぎてのトレードや新外国人選手の獲得はできなくなるため、7月中には“駆け込み補強”への注目も高まる。
また、育成選手の支配下登録期限もこの日まで。7月31日に支配下選手が65名に満たなかったチームは新たに育成選手の獲得が行えないというルールもあるため、7月は各チームの“支配下登録枠数”にも注目だ。
~9月8日 「史上最速V」
8月で注目が集まっているトピックスといえば、最強・ソフトバンクの「プロ野球史上最速優勝」だ。
圧巻の強さで2年連続の交流戦最高勝率に輝いたチームは、66試合の消化で44勝17敗5分。勝率は驚異の.721。貯金は27を数える。
最速で6月27日にも優勝マジック点灯の可能性をもつチームは、9月8日までに優勝を決めることができれば1990年の巨人が成し遂げたプロ野球最速記録を更新する。
ちなみに、昨年は9月17日に優勝を決めてパ・リーグ最速記録を打ち立てた。歴史的な強さを見せつける工藤ホークスから目が離せない。
10月8日~ 「クライマックスシリーズ」
今年のポストシーズンは、セ・パともに10月8日(土)の開幕となる。3試合のファーストステージが行われた後、12日(水)から日本シリーズ進出をかけた6試合制のファイナルステージが開幕する。
パ・リーグはここ5年続けて優勝チームが突破をしており、セ・リーグも2007年の導入以降で優勝チームが突破できなかったのは2007年と2014年の2回だけ。今年も波乱なく決着となるのか、注目だ。
10月22日~ 「日本シリーズ」
クライマックスシリーズを勝ち抜いた2チームによって日本一を争うのが。10月22日に開幕する日本シリーズだ。
西暦の奇数・偶数によってホーム開催権が決められており、偶数年の今年はセ・リーグの出場チームが第1・2・6・7戦を本拠地で開催することになっている。
昨年はソフトバンクがヤクルトを4勝1敗で下し、日本一連覇を達成。セ・リーグのチームは2012年の巨人を最後に日本一の称号から遠ざかっている。果たして、今年は……?