8月27日の中日戦に勝利し、4位に浮上したDeNA。翌28日も延長12回の死闘を制し、日本一になった98年以来、ナゴヤドームで3連勝を達成した。3位・広島とはまだ6ゲーム差あるが、それでも球団史上初のクライマックスシリーズ進出に向け、勢いは加速する一方だ。
4月終了時点でリーグ最下位の7勝18敗、首位・広島と10ゲーム差だったDeNA。これまでならば、この後ズルズルと負けが込むところだが、今年は一味違う。5月を13勝12敗と勝ち越すと、6月は9勝9敗、7月は10勝8敗2分、そして8月が12勝9敗と、4カ月連続で負け越しがない。
快進撃の要因は投手陣の整備にある。先発陣では阪神からFAで加入した久保康友がリーグ最多の11勝。2年目の井納翔一も自身初となる10勝を挙げ、2桁勝利投手を7シーズンぶりに2人輩出している。その他にも、交流戦から先発に転向した山口俊が6月の月間MVPを獲得。さらに新外国人のモスコーソもここまで8勝、エース・三浦大輔も現在5連勝中と、ここへきて顔ぶれが固まってきた。
リリーフ陣も不調だった春先からテコ入れし、抑えに抜擢されたルーキーの三上朋也が、独特のフォームから繰り出す150キロ近いストレートを武器に、ここまで50試合に登板し、17セーブ、防御率1.38と抜群の成績を残している。三上を中心に、ソト、大原慎司、林昌範など、その時々で良い投手が終盤の重役を担い、5、6月はリリーフ防御率リーグ1位を記録した。
打線もブランコが4番にドッシリと座り、その前後をリーグトップの33盗塁をマークする梶谷隆幸、ここまで自己最多の18本塁打を放っている筒香嘉智らが固める。また、白崎浩之、桑原将志らの若手と、多村仁志、金城龍彦らのベテランがしっかりと融合し、選手層に厚みが出てきた。
残り35試合。9月23日の阪神戦から14連戦と厳しい日程が組まれているが、いまの勢いのまま上位チームに食らい付き、初めてのクライマックスシリーズの切符をつかみたい。
4月終了時点でリーグ最下位の7勝18敗、首位・広島と10ゲーム差だったDeNA。これまでならば、この後ズルズルと負けが込むところだが、今年は一味違う。5月を13勝12敗と勝ち越すと、6月は9勝9敗、7月は10勝8敗2分、そして8月が12勝9敗と、4カ月連続で負け越しがない。
快進撃の要因は投手陣の整備にある。先発陣では阪神からFAで加入した久保康友がリーグ最多の11勝。2年目の井納翔一も自身初となる10勝を挙げ、2桁勝利投手を7シーズンぶりに2人輩出している。その他にも、交流戦から先発に転向した山口俊が6月の月間MVPを獲得。さらに新外国人のモスコーソもここまで8勝、エース・三浦大輔も現在5連勝中と、ここへきて顔ぶれが固まってきた。
リリーフ陣も不調だった春先からテコ入れし、抑えに抜擢されたルーキーの三上朋也が、独特のフォームから繰り出す150キロ近いストレートを武器に、ここまで50試合に登板し、17セーブ、防御率1.38と抜群の成績を残している。三上を中心に、ソト、大原慎司、林昌範など、その時々で良い投手が終盤の重役を担い、5、6月はリリーフ防御率リーグ1位を記録した。
打線もブランコが4番にドッシリと座り、その前後をリーグトップの33盗塁をマークする梶谷隆幸、ここまで自己最多の18本塁打を放っている筒香嘉智らが固める。また、白崎浩之、桑原将志らの若手と、多村仁志、金城龍彦らのベテランがしっかりと融合し、選手層に厚みが出てきた。
残り35試合。9月23日の阪神戦から14連戦と厳しい日程が組まれているが、いまの勢いのまま上位チームに食らい付き、初めてのクライマックスシリーズの切符をつかみたい。