ヒョウ柄を愛する切り込み隊長
巨人の坂本勇人?ソフトバンクの今宮健太…?
いやいや、並み居るイケメン選手たちも、この選手にはかなわないでしょう。日本プロ野球界、最もオシャレな選手。それは女子プロ野球リーグ、埼玉アストライアの中野菜摘選手だ。
写真を見れば一目瞭然。彼女のイメージカラーは「豹」――。
グローブやレガース、バッティンググローブ…。そう、彼女のオシャレは私服ではなく、グラウンドでのユニホーム姿である。
ベルガード社に特注で作ってもらっている彼女の野球用品は、すべてがヒョウ柄。「豹のような早いスピード、そして野性的な動き」をイメージしているのだという。
もちろん“オシャレ”目的もある。「サッカー選手って、すごくお洒落なイメージがあるけど、野球って地味なイメージじゃないですか」と、そのスタイルにはとことんこだわっている。
グラウンド上で“変身”
女子プロ野球選手ならではの悩み――。もちろん試合の時は化粧もできなければ、ネイルやアクセサリーもできない。
夏場には、日焼け止めも効果なし。だが、そこはオシャレ番長。しっかりと、まつ毛エクステだけは忘れずに試合に臨む。「日焼け止めは意味がない。汗をかくから化粧も意味がない。せめて、まつ毛だけでも…」と困り顔で話した。
アストライアの切り込み隊長。大好きなヒョウ柄を身に着け、1番打者として豹のごとく俊敏な動きでダイヤモンドを駆け抜ける。10歳の時、王貞治氏に「頑張れば、女の子でもプロ野球選手になれる」と声をかけられ、それを実現させた。
ユニホーム姿は、ヒョウ柄をまとった派手な印象の中野だが、意外にも私服は白黒のシックな「大人女子風」のファッションだという。グラウンドに入った瞬間“女”から“豹”へ変身する中野。男子プロ野球選手も、彼女の“オシャレ”を参考にしてはいかがだろうか。