昨年のセ・リーグ王者ヤクルトが今シーズン苦戦を強いられている。その原因は明確で、投手陣の崩壊だ。先発、中継ぎと役割を果たせずにいる。一方、打撃陣はというと、山田哲人をはじめ、バレンティンにも徐々に当たりが出てきており、投手陣さえ何とかなれば…という期待感は生まれてきている。
チーム打率.266(リーグ2位)
チーム防御率4.94(リーグ最下位)
この数字が物語るように、打線は好調だが、投手陣が踏ん張り切れず、5位と低迷する。ここから巻き返しをはかりたいところだが、昨季の首位打者・川端慎吾が、7月18日のDeNA戦で初回に自打球を当て負傷。東京都内の病院で精密検査を受け、右足舟状骨(しゅうじょうこつ)骨折と診断され、長期離脱することとなった。
川端は昨シーズン143試合に出場し、打率.336、195安打を記録。首位打者と最多安打を獲得し、14年ぶりのリーグ制覇に貢献。今シーズンもここまで87試合に出場し、打率.307 、111安打と安定していた。
また、選手会長としてもチームを引っ張ってきただけに、川端の離脱は大きな痛手だろう。川端を欠いた打線は、チームにとって大きな損失。現在チームで打率3割を打っているのは、首位打者を独走する山田と川端のみ。不安定な投手陣に加え、川端の離脱、真中監督にとっては頭が痛い事だろう。
・前半戦終了時点の昨季成績
40勝43敗1分 / 得点307 / 失点299 【4位】
しかし、嫌なデータばかりではない。不安材料の尽きないヤクルトだが、14年ぶりに優勝を果たした昨季も、前半戦は負け越していた。
今季は勝負の後半戦に向けて、トレードでオリックスから近藤一樹を獲得した。故障で離脱していた石川雅規、小川泰弘が復帰。一足先に復帰していた館山昌平は、7月22日の中日戦で今季初勝利をマークした。さらには由規といった選手が先発陣の顔ぶれに加わることになりそう。救援陣も“勝利の方程式”を担う秋吉亮とルーキが、防御率2点台と安定した投球を続けている。打線も川端を欠くが、打撃三冠の山田を中心とした強力打線が投手陣を盛り立てることができれば、上位進出も見えてくる。昨シーズン王者の後半戦の巻き返しに注目したい。
チーム打率.266(リーグ2位)
チーム防御率4.94(リーグ最下位)
この数字が物語るように、打線は好調だが、投手陣が踏ん張り切れず、5位と低迷する。ここから巻き返しをはかりたいところだが、昨季の首位打者・川端慎吾が、7月18日のDeNA戦で初回に自打球を当て負傷。東京都内の病院で精密検査を受け、右足舟状骨(しゅうじょうこつ)骨折と診断され、長期離脱することとなった。
川端は昨シーズン143試合に出場し、打率.336、195安打を記録。首位打者と最多安打を獲得し、14年ぶりのリーグ制覇に貢献。今シーズンもここまで87試合に出場し、打率.307 、111安打と安定していた。
また、選手会長としてもチームを引っ張ってきただけに、川端の離脱は大きな痛手だろう。川端を欠いた打線は、チームにとって大きな損失。現在チームで打率3割を打っているのは、首位打者を独走する山田と川端のみ。不安定な投手陣に加え、川端の離脱、真中監督にとっては頭が痛い事だろう。
・前半戦終了時点の昨季成績
40勝43敗1分 / 得点307 / 失点299 【4位】
しかし、嫌なデータばかりではない。不安材料の尽きないヤクルトだが、14年ぶりに優勝を果たした昨季も、前半戦は負け越していた。
今季は勝負の後半戦に向けて、トレードでオリックスから近藤一樹を獲得した。故障で離脱していた石川雅規、小川泰弘が復帰。一足先に復帰していた館山昌平は、7月22日の中日戦で今季初勝利をマークした。さらには由規といった選手が先発陣の顔ぶれに加わることになりそう。救援陣も“勝利の方程式”を担う秋吉亮とルーキが、防御率2点台と安定した投球を続けている。打線も川端を欠くが、打撃三冠の山田を中心とした強力打線が投手陣を盛り立てることができれば、上位進出も見えてくる。昨シーズン王者の後半戦の巻き返しに注目したい。