第98回 高校野球選手権大会
いなべ総合 5 - 3 鶴岡東
<1回戦 8月8日>
7日に開幕した「第98回 全国高校野球選手権大会」は大会2日目。今年最初の“朝イチゲーム”となる8時開始の第1試合は、春夏連続出場のいなべ総合(三重)が鶴岡東(山形)を5-3で下し、2回戦進出を決めた。
いなべ総合は2回表、先発の赤木聡介(2年)が先頭に二塁打を浴びてピンチを招くと、自らの牽制悪送球でピンチを広げ、続く打者には三塁線を破られるタイムリーツーベース。さらにその後1点を失い、0-2と追いかける展開となる。
それでも3回、相手のミスで1点を返すと、神田将嗣(3年)のタイムリーで同点。なおも続く一三塁のチャンスでは、守田良真(3年)が二飛に倒れるも、三塁走者の神田がスキを突いてホームへ突進。超積極走塁が功を奏し、勝ち越し点を刻んだ。
その後は3回からリリーフしたエースの山内智貴(3年)がテンポ良く投げ進め、スコアボードに「0」の文字を刻みこんでいくと、これに打線も奮起。7回先頭の宮崎悠斗(3年)がライトスタンドへのソロを放って追加点。さらに守田が一死一三塁から絶妙なセーフティスクイズを決め、5-2とリードを広げた。
春夏合わせて3度目の挑戦にして甲子園初勝利が見えかけた9回、山内は先頭を切るも2人目に死球を与え、さらにつづく打者に対してもカウント3ボールと苦しい投球に。すると尾崎英也監督は迷わず継投を選択する。
ところが後を受けた水谷優も連続四球で満塁とすると、そこからもうひとつ四球を与えて押し出し。5-3と迫られ、長打が出れば逆転というピンチになったが、最後は鶴岡東の4番・佐藤要を遊ゴロ併殺に仕留めて3アウト。いなべ総合が甲子園初勝利を掴んだ。
▼ いなべ総合・尾崎英也監督
「(甲子園初勝利に)なんとか“3度目の正直”で達成できて、本当に幸せです」
「(最終回のピンチは)なるようにしかならないと思って、開き直って選手に任せた」
「(勝ち越しの二犠飛について)大きかった。よく走ってくれた。スキを突くという練習でやってきたことを実行してくれた」
いなべ総合 5 - 3 鶴岡東
<1回戦 8月8日>
7日に開幕した「第98回 全国高校野球選手権大会」は大会2日目。今年最初の“朝イチゲーム”となる8時開始の第1試合は、春夏連続出場のいなべ総合(三重)が鶴岡東(山形)を5-3で下し、2回戦進出を決めた。
いなべ総合は2回表、先発の赤木聡介(2年)が先頭に二塁打を浴びてピンチを招くと、自らの牽制悪送球でピンチを広げ、続く打者には三塁線を破られるタイムリーツーベース。さらにその後1点を失い、0-2と追いかける展開となる。
それでも3回、相手のミスで1点を返すと、神田将嗣(3年)のタイムリーで同点。なおも続く一三塁のチャンスでは、守田良真(3年)が二飛に倒れるも、三塁走者の神田がスキを突いてホームへ突進。超積極走塁が功を奏し、勝ち越し点を刻んだ。
その後は3回からリリーフしたエースの山内智貴(3年)がテンポ良く投げ進め、スコアボードに「0」の文字を刻みこんでいくと、これに打線も奮起。7回先頭の宮崎悠斗(3年)がライトスタンドへのソロを放って追加点。さらに守田が一死一三塁から絶妙なセーフティスクイズを決め、5-2とリードを広げた。
春夏合わせて3度目の挑戦にして甲子園初勝利が見えかけた9回、山内は先頭を切るも2人目に死球を与え、さらにつづく打者に対してもカウント3ボールと苦しい投球に。すると尾崎英也監督は迷わず継投を選択する。
ところが後を受けた水谷優も連続四球で満塁とすると、そこからもうひとつ四球を与えて押し出し。5-3と迫られ、長打が出れば逆転というピンチになったが、最後は鶴岡東の4番・佐藤要を遊ゴロ併殺に仕留めて3アウト。いなべ総合が甲子園初勝利を掴んだ。
▼ いなべ総合・尾崎英也監督
「(甲子園初勝利に)なんとか“3度目の正直”で達成できて、本当に幸せです」
「(最終回のピンチは)なるようにしかならないと思って、開き直って選手に任せた」
「(勝ち越しの二犠飛について)大きかった。よく走ってくれた。スキを突くという練習でやってきたことを実行してくれた」