ニュース 2016.08.08. 16:00

中京が12得点で大勝!満塁弾含む6打点の北川「本当にうれしかった」

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【夏の甲子園】大会2日目・第2試合の結果
第98回 高校野球選手権大会
中京 12 - 4 大分
<1回戦 8月8日>

 「第98回 全国高校野球選手権大会」は、8日に大会2日目を迎えた。第2試合では、14年ぶりに夏の甲子園に帰ってきた中京(岐阜)が大分(大分)に12-4で大勝。7回目の出場で夏の通算勝利数を7とした。


 満塁弾を含む4安打6打点と大暴れの3番北川竜之介(3年)を中心に、打線が爆発した。

 先攻の中京は初回、先頭打者の渡辺豪(3年)がヒットで出ると、相手のエラーも絡んで二塁を陥れる。さらに犠打で一死三塁とチャンスを広げると、3番・北川がタイムリー。幸先良く先制に成功する。

 さらに3回にも、渡辺の二塁打と犠打で一死三塁のチャンスを作ると、再び北川がセンター前に運んで2-0とリードを広げた。


 その裏、先発した背番号「16」の2年生右腕・古田星投が犠飛とタイムリーで同点とされるも、続く4回には一挙6点を挙げて一気に突き放す。

 2本のヒットと死球で一死満塁とすると、2番の加藤壮太(3年)の内野安打の間に勝ち越し。なおもつづく満塁のチャンスに、北川が今度はライトスタンドへ叩き込む満塁ホームラン。7-2とリードを一気に広げた。

 猛攻で大分のエース・石本勝也(3年)をマウンドから引きずり下ろすと、5番・吉位翔伍(3年)のタイムリーでさらに1点を追加。6点を奪うビッグイニングを作った。


 古田は粘りのピッチングを見せるも、6回に一死二、三塁のピンチを招いたところでエースの岩川奎司(3年)に交代。岩川は1点を失うも、併殺で後続を断ち、ピンチを切り抜ける。

 7回にもう1点を返されるも、味方打線がさらに援護。8回には高校通算68本塁打を誇る4番・今井順之助(3年)のツーベースで2点を加え、2ケタ得点に乗せると、続く吉位に大会通算1500号となる2ランが飛び出し、勝負を決めた。

 16安打を放った打線は、クリーンナップの3人で11打点を荒稼ぎ。先制、中押し、ダメ押しの理想的な攻撃を展開すると、投げても計12安打を許しながら継投で4失点に抑え、上々のスタートを切った。


▼ 中京・橋本哲也監督
「14年ぶりの1勝は、選手がよく頑張ってくれた。ほっとしている。(打線が)冬場のトレーニングの結果をこの大舞台で出せたのは、選手が一生懸命頑張ってきてくれたからだと思う。トップバッターの渡辺がツーベースを打ってくれて、一気に乗っていけた。(投手も)古田でいけるところまで行って、あとは3年の岩川に託す。県大会通りのパターン」

▼ 中京・北川竜之介
「(ホームランは)後ろの打者につなぐ気持ちで(打席に)入った。打った瞬間は入ったと思わなかったが、入って本当にうれしかった。どんどん勝って強いチームに成長したい」
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