ニュース 2014.09.03. 15:25

拙攻連発で3連敗 ヤンキースはこのまま終わるのか…

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現地時間2日のレッドソックス戦で、ストライク判定に意を唱え退場処分となったヤンキース・ガードナー [Getty Images]
● ヤンキース 4 - 9 レッドソックス ○
<現地時間9月2日 ヤンキー・スタジアム>

 ワイルドカード(以下WC)進出を目指すヤンキースは現地時間2日、本拠地でのレッドソックス戦に敗れ3連敗。この日も目を覆いたくなるような拙攻の連続で、同地区首位・オリオールズの優勝マジック点灯を許した。

 ヤンキースは先発・グリーンが3回途中6失点と崩れ、序盤から大量ビハインドを背負った。新人の不調をカバーしてやりたい打線だったが、1-7で迎えた5回、無死一、二塁のチャンスで、7番プラードがレフトの頭を超える長打を放つも、二塁走者のベルトランが三塁でストップしたため、一塁走者のマッキャンも二塁止まり。しかし、打者走者のプラードが前方を確認せず二塁へ突進したため、挟殺プレーの末にみすみすアウトを献上してしまった。

 それでも、続くチャンスで2点を返しなおも二死満塁としたが、この日3番に入ったガードナーが見逃し三振。しかも、判定に激昂したガードナーは退場を宣告され、チームはその後も2併殺を喫するなど6回以降は1得点。お粗末な試合運びで地区最下位に完敗し、オリオールズとのゲーム差は9.5に広がった。

 そもそも、ヤンキース東地区の優勝はすでに絶望的。それならばと、各地区2位以下の勝率上位2チームに与えられるWC進出を目論む名門だが、西地区は、2位のアスレチックスですら貯金20以上と別次元。3位のマリナーズも今日の勝利で貯金を11とし、現時点でWC争いの3位につけている。

 中地区は、青木宣親が所属する首位・ロイヤルズと2位・タイガースが0.5差で優勝を争っているが、貯金はそれぞれ15と14。どちらが2位に転落しても、現時点で貯金4つのヤンキースには厳しい相手だ。

 目下のライバルと言える、マリナーズ、ロイヤルズ、タイガースの3チームが今日揃って勝利したため、ヤンキースはさらに苦しくなった。現時点で、WC争い2位のタイガースとは5ゲーム差。主将・ジーターのラストイヤーを劇的に飾りたいヤンキースだが、2年ぶりのプレーオフ進出は風前の灯だ。

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