北海道勢は明暗分かれる
夏の甲子園は12日に大会6日目を迎え、2回戦の4試合が開催。聖光学院(福島)、北海(南北海道)、作新学院(栃木)、秀岳館(熊本)の4チームが3回戦進出を決めた。
第1試合は、10年連続出場の聖光学院(福島)が逆転勝ち。初出場となったクラーク国際(北北海道)は善戦を見せたものの、終盤の集中打に屈す。
第2試合は両エース同士の熱き投げ合いに。試合は1-1で迎えた9回裏、松山聖陵(愛媛)アドゥワの187球目を捕らえた北海(南北海道)がサヨナラ勝ち。熱戦に終止符を打った。
第3試合は、作新学院のエース・今井達也が好投。センバツ準優勝の高松商を破って勝ち上がってきた尽誠学園(香川)相手に13個の三振を奪うピッチングを披露し、今大会初の完封勝利を収めた。
第4試合は、秀岳館(熊本)と常葉菊川(静岡)が熱戦を演じるが、センバツ4強の秀岳館が終盤に得点を重ねて常葉菊川を振り切った。
▼ 6日目・第1試合
○ 聖光学院(福島) 5 - 3 クラーク国際(北北海道) ●
聖|010 000 040|5
ク|101 010 000|3
戦後最長となる10年連続甲子園出場を果たした聖光学院が強さを発揮。劣勢の7回に4点を挙げて試合をひっくり返した。初出場のクラーク国際は見せ場を作るも初勝利はならず...
▼ 6日目・第2試合
● 松山聖陵(愛媛) 1 - 2 北海(南北海道) ○
松|000 001 000 |1
北|010 000 001x|2
アドゥワ誠(松山聖陵)と大西健斗(北海)による投げ合いは9回に終止符。北海がサヨナラ勝ちで22年ぶりとなる夏の勝利を掴んだ。
▼ 6日目・第3試合
● 尽誠学園(香川) 0 - 3 作新学院(栃木) ○
作|200 000 100|3
尽|000 000 000|0
作新学院のエース・今井達也が自己最速151キロ&13奪三振で今大会初の完封勝利。センバツ準優勝の高松商を破って勝ち上がってきた尽誠学園を退け、3回戦への進出を決めた。
▼ 6日目・第4試合
○ 秀岳館(熊本) 6 - 1 常葉菊川(静岡) ●
常|000 001 000|1
秀|000 100 32✕|6
センバツ4強の秀岳館が3投手の継投で強打の常葉菊川を1得点に抑えると、7回に広部就平の本塁打で勝ち越しに成功。そこから着実に加点し、終盤に突き放した。