第98回 高校野球選手権大会
東邦 10 - 9 八戸学院光星
<2回戦 8月14日>
「第98回 全国高校野球選手権大会」は大会8日目。好カードが目白押しの日曜日とあって、甲子園には6時30分の開場直後から満員の通知が出るほどの大観衆が詰めかけた。
第3戦は、八戸学院光星(青森)が持ち前の機動力野球で東邦(愛知)の注目右腕・藤嶋健人を見事に攻略。4点リードで9回を迎えたが、まさかのサヨナラ負け。2回戦で姿を消した。
初戦は地元兵庫・市尼崎との激闘を延長戦の末に制し、勝ち上がってきた八戸学院光星。この日も電光石火の攻撃で試合の主導権を握る。
初回、今大会初登板の藤嶋に対し、1番の伊藤優平(3年)が絶妙なセーフティバントを決め、内野安打で出塁。2番の徳田大沙(3年)が犠打を決めてチャンスを作ると、3番の田城飛翔(3年)が四球を選び、ダブルスチールに成功。一気に二、三塁とチャンスを拡大する。
4番の益田敦成(3年)は低めの変化球にバットが空を切り、三振に倒れるも、続く花岡小次郎(3年)がサード後方へのゴロに全力疾走。これが内野安打となって三塁走者が先制のホームを踏んだ。
2回に追いつかれるも、3回にはヒット2本に死球を絡めて一死満塁とし、ここで花岡が2打席連続となるタイムリー。2点を勝ち越し、さらに死球で満塁としたところで藤嶋が降板。代わった左腕の松山仁彦(3年)から8番の和田悠弥(3年)が押し出しの四球をもぎ取り、この回一気に3点を勝ち越した。
援護をもらった先発の和田は3回、藤嶋にタイムリーを浴びて2点差とされるも、3回を2失点で投げ切ってお役御免。早めの継投で戸田将史(3年)へとスイッチする。
戸田は3回を1安打、4奪三振で無失点と東邦打線の反撃を封じる好投。この間にタイムリー2本の花岡がこの日3安打目となるバックスクリーンへの2ランを放ち、6-2。投手陣を強力に援護した。
そして7回からはエースナンバーを背負う桜井一樹(3年)にスイッチ。7回に藤嶋のタイムリーなどで2点を返され、8回にも1失点。それでも4点のリードを持って9回を迎えた。
ところが、最後まで諦めない東邦アルプスの熱気溢れた応援に乗せられ、球場中に手拍子が広がっていく。そんな中で先頭の鈴木光稀(3年)を安打で出すと、ガラッと雰囲気が変わる。
一死後、盗塁からのタイムリーで1点を失うも、4番の藤嶋を打ち取って二死。勝利まであと一人というところまでこぎつけたが、続く打者に安打でつながれると、そこからの連続タイムリーでたちまち同点に。
なおも走者二塁、迎えた鈴木理央(3年)に甘く入った変化球を弾き返されると、打球は無情にも左中間のど真ん中へ。サヨナラの走者が頭から還り、最終スコアは9-10。まさかの逆転サヨナラ負けを喫した。
▼ 八戸学院光星・仲井宗基監督
「この展開でチームを勝たせてやれず....残念です。先頭打者を出したことで球場の雰囲気が変わってしまった」
東邦 10 - 9 八戸学院光星
<2回戦 8月14日>
「第98回 全国高校野球選手権大会」は大会8日目。好カードが目白押しの日曜日とあって、甲子園には6時30分の開場直後から満員の通知が出るほどの大観衆が詰めかけた。
第3戦は、八戸学院光星(青森)が持ち前の機動力野球で東邦(愛知)の注目右腕・藤嶋健人を見事に攻略。4点リードで9回を迎えたが、まさかのサヨナラ負け。2回戦で姿を消した。
初戦は地元兵庫・市尼崎との激闘を延長戦の末に制し、勝ち上がってきた八戸学院光星。この日も電光石火の攻撃で試合の主導権を握る。
初回、今大会初登板の藤嶋に対し、1番の伊藤優平(3年)が絶妙なセーフティバントを決め、内野安打で出塁。2番の徳田大沙(3年)が犠打を決めてチャンスを作ると、3番の田城飛翔(3年)が四球を選び、ダブルスチールに成功。一気に二、三塁とチャンスを拡大する。
4番の益田敦成(3年)は低めの変化球にバットが空を切り、三振に倒れるも、続く花岡小次郎(3年)がサード後方へのゴロに全力疾走。これが内野安打となって三塁走者が先制のホームを踏んだ。
2回に追いつかれるも、3回にはヒット2本に死球を絡めて一死満塁とし、ここで花岡が2打席連続となるタイムリー。2点を勝ち越し、さらに死球で満塁としたところで藤嶋が降板。代わった左腕の松山仁彦(3年)から8番の和田悠弥(3年)が押し出しの四球をもぎ取り、この回一気に3点を勝ち越した。
援護をもらった先発の和田は3回、藤嶋にタイムリーを浴びて2点差とされるも、3回を2失点で投げ切ってお役御免。早めの継投で戸田将史(3年)へとスイッチする。
戸田は3回を1安打、4奪三振で無失点と東邦打線の反撃を封じる好投。この間にタイムリー2本の花岡がこの日3安打目となるバックスクリーンへの2ランを放ち、6-2。投手陣を強力に援護した。
そして7回からはエースナンバーを背負う桜井一樹(3年)にスイッチ。7回に藤嶋のタイムリーなどで2点を返され、8回にも1失点。それでも4点のリードを持って9回を迎えた。
ところが、最後まで諦めない東邦アルプスの熱気溢れた応援に乗せられ、球場中に手拍子が広がっていく。そんな中で先頭の鈴木光稀(3年)を安打で出すと、ガラッと雰囲気が変わる。
一死後、盗塁からのタイムリーで1点を失うも、4番の藤嶋を打ち取って二死。勝利まであと一人というところまでこぎつけたが、続く打者に安打でつながれると、そこからの連続タイムリーでたちまち同点に。
なおも走者二塁、迎えた鈴木理央(3年)に甘く入った変化球を弾き返されると、打球は無情にも左中間のど真ん中へ。サヨナラの走者が頭から還り、最終スコアは9-10。まさかの逆転サヨナラ負けを喫した。
▼ 八戸学院光星・仲井宗基監督
「この展開でチームを勝たせてやれず....残念です。先頭打者を出したことで球場の雰囲気が変わってしまった」