ニュース 2016.08.14. 13:40

際立った“試合巧者”ぶり 常総学院が3年ぶりの3回戦進出

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【夏の甲子園】大会8日目・第2試合の結果
第98回 高校野球選手権大会
常総学院 8 - 3 中京
<2回戦 8月14日>

 「第98回 全国高校野球選手権大会」は大会8日目。好カードが目白押しの日曜日とあって、甲子園には6時30分の開場直後から満員の通知が出るほどの大観衆が詰めかけた。

 第2試合では茨城の名門・常総学院が中京(岐阜)を逆転で下し、3年ぶりの3回戦進出を決めた。

 立ち上がり、先発の鈴木昭汰(3年)が3安打を浴びて2失点。いきなり追いかける展開となるも、打線がすぐに追いつく。

 2回に二死二塁のチャンスで7番の宮里豊汰(2年)が三遊間を破ると、レフトが処理にもたつく間に走者が生還。1点を返す。さらに3回にはヒットの走者を盗塁と内野ゴロで三塁に進め、2番の有村恒汰(3年)がキッチリとライトへ犠飛。すぐに試合を振り出しに戻した。

 そして2-2で迎えた5回には、二塁打と絶妙なセーフティバントで一死一、三塁のチャンスを作り、2番の有村が完璧なセーフティスクイズ。見事な攻めで試合をひっくり返した。

 その後は強力打線が本領を発揮。6回に中村迅(3年)の2点タイムリーで加点すると、7回には捕手の清水風馬(3年)と先発・鈴木の連続タイムリーでもう2点を追加。8回にも1点を加えて中京を突き放した。

 投げては鈴木が初回以降立ち直り、8回まで3失点でまとめる力投を披露。9回は倉田希(3年)がピンチを作りながらも無失点でしのぎ、投打が噛み合った常総学院が逆転勝ちを収めた。


▼ 常総学院・佐々木力監督
「(好調な打線に関して)積極的に打っていこうと言っていた。当たっていない打者にも当たりが出始めたのは良かった。単打を積み重ねて、足を使ってという普段通りの野球ができている」
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